自発的に動ける子になる!? 魔法の「宝石集め」システムで「〇〇しなさい」を言わなくなった

家族・人間関係

2020.05.19

緊急事態宣言が一部解除されたとはいえ、まだまだ予断を許さないコロナウイルス対策。
子どもたちの休園や休校もまだしばらくは続きそうですよね。

親としては、普段の家事や仕事に加えて、子どもと接する時間が長いので、少し育児疲れも出てきているころではないでしょうか。この記事では、子どもが自発的に動いてくれる魔法のシステムをご紹介します。

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宝石集めとは?

宝石集めは、子どもが1つ行動したら、1つ宝石がもらえるごほうびシステムです。年齢に合わせてやり方を変えます。

用意するものは2つだけ。入れものと宝石です。

ここでいう宝石は、ゲームセンターやガチャポンなどで手に入れられるおもちゃの宝石や、子どもの遊び場によくある宝石探しで集めた天然石などを指しています。ネットショップでもまとめて買うことができます。

また、宝石に興味のない子の場合は、コインのおもちゃや、動物・恐竜の小さなフィギュアなどでも代用できます。小さくて、同じものや似た形のものがたくさん入っているものであれば構いません。

基本的なやり方はとてもシンプルです。子どもに声かけをして動いてもらいます。お手伝いや勉強、生活習慣にまつわる行動などです。子どもにお願いしたことが完了したら、行動の数だけ宝石を手渡します。

子どもは、決めておいたケースに宝石を入れます。夜、寝る前に集めた宝石を数えて、ケースの中身を空っぽに戻します。

では、ここからは年齢別のやり方をご紹介していきます。

未就学児の子ども向けのポイント

出典:stock.adobe.com

3歳~6歳くらいの子どもをには、こんな方法はいかがでしょう。

この年齢の子どもと宝石集めをするときのねらいは3つ。

まず、素直に動いてもらうきっかけにします。義務だと思うと嫌がる子どもたちも、遊びだと思って動いてくれることが増えます。

次に、遊び感覚で生活習慣を整えていくこと。駄々をこねる時間をなくすことで、歯みがきや入浴などをなるべく決まった時間帯で行えるようにします。

最後に、お手伝いの達成感を味わうこと。かんたんなお手伝いをお願いして、できたら宝石を渡します。自分がやったことが目に見えて貯まっていくので楽しんでくれます。

なお、幼児向けの場合、毎日やらなくてもいいと決めておいたほうがいいでしょう。この時期の子どもは飽きっぽいものです。毎日やらせていると義務に感じてしまうことも。

そのため、なるべく子どもが「やりたい!」と言ったタイミングや、気をそらすアイデアとして少しずつ取り入れていくのがおすすめです。そして、飽きている間は数日でも1週間でもお休みして、様子を見てから再開するとお互いにラクな気持ちでいられます。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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