ワンオペ育児のリアル描写に共感!『タリーと私の秘密の時間』
3人目の出産を控えた主婦タリー(シャーリーズ・セロン)はワンオペ育児にクタクタ。3人目が誕生するとますます多忙を極め、育児ノイローゼ気味です。そんなとき義理の妹から「ナイトシッターにお願いしてみたら?」と提案を受けます。やってきたのはタリー(マッケンジー・デイヴィス)。見た目は派手ですが、仕事っぷりは完璧な彼女。でもタリーには秘密があったのです。
冒頭から30分くらい、マーロがワンオペ育児に孤軍奮闘する姿が描かれるのですが「わかるわかる~!」といいたくなるくらい大共感! 「専業主婦は家でのんびりできていいな」なんて言っている男たちに観てほしい。子どもの行動は予測不可能、スケジュール通りに行かないし、自分のことにかまっていられないくらい大変!ということを、シャーリーズが身をもって表現しています。
タリーに夜の育児家事をやってもらい助かったものの、彼女の言動はちょっと変。さて彼女の正体は!?という後半の展開にはドキドキ。なんでも抱え込んで完璧にやろうとしてはいけないと痛感させられるママ映画です。
『タリーと私の秘密の時間』
Blu-ray:発売中:¥4900(+税) 発売元:キノフィルムズ/木下グループ:販売元:エイベックス・ピクチャーズ
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働くママを笑いたっぷりに描く『バッド・ママ』
エイミー(ミラ・クニス)は20歳で結婚し、二人の子供に恵まれますが、完璧主義の彼女はいい妻、いい母を目指しているため毎日大忙し。そんな中、旦那に愛人がいることがわかり激怒! 彼を家から追い出し、新しくできたママ友二人と「もう完璧はやめた。バッド・ママになる!」とストレス発散! ところが悪目立ちしてしまい、PTA会長のグヴェンドリン(クリスティーナ・アップルゲイト)に目をつけられてしまうのです。
とにかくママ生活のすべてを笑いとともに描いている痛快なコメディ映画。育児も仕事もきちんとやっているエイミー。でも子どもの成績はイマイチだし、職場ではいつまでもパート扱いで不満。そんな中、夫に浮気されたらそりゃキレますよね!
後半はPTA会長選に立候補したエイミーVSセレブママの闘いをコミカルに描きつつ、さまざまなママの本音が散りばめられています。共感と笑いがいっぱいのママ映画の良作ですよ。
『バッド・ママ』
Netflix映画『バッド・ママ』独占配信中
初めての育児にてんやわんやの育児コメディ『レットダウン: ママはつらいよ』
生後二か月の赤ちゃんを愛情いっぱいに育てたいオードリー(アリソン・ベル)。でも、現実は大変過ぎて、てんてこまい。まだ赤ちゃんだからしゃべらないし、泣き声で何を求めているか察知しなくてはいけない。育児書を読んだり、育児サークルに参加したり、いろいろ努力をするのですが…。
オーストラリアの育児コメディドラマで1話30分、サクっと観られます。友人との飲み会へ赤ちゃん連れで行って変な空気になったり、夜泣きがひどすぎて、夫婦で疲労困憊したりというエピソードがコミカルにテンポよく綴られます。
旦那はいい人なんですが、あくまで育児サポートというスタンスなのが「あなたの子どもでしょ!」と突っ込みたくなったりして。初めての育児にとまどっているママが観たら「私のこと?」といいたくなるほど、リアルな育児エピソードがいっぱいです。
Netflixオリジナルシリーズ『レットダウン: ママはつらいよ』シーズン1~2独占配信中
育児の苦労やママたちの奮闘ぶりは、どの国でも一緒なんですね。パパたちの育児へのスタンスも日本と変わらない…。だからこそ共感を呼ぶ3作品。世界中に仲間がいる!と思えば、育児ストレスも緩和されるかもしれません。ママ必見の育児映画です。
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