「良い母」ってどんな母?
「良い母」とは、具体的にどういう母親のことを言うのだろうか。
母となって6年。ある程度年齢を重ねてから母になったので、思っていたよりも心に余裕があるのかもしれないぞ。と感じたことは一度や二度ではないけども、それでも大変なことはたくさんある。何が大変なのかと聞かれたら、一人の人間として、女性としてよりも、常に「母」であることを最優先にしなくてはいけないような気がすることだ。とにかく、「母」ではない時間を持つことができない。なんだったら、母であることを忘れたり、意識してなかったりしたら罪人のような扱いをされる……ような気がするのだ。
この世に子を産みだした瞬間から、24時間365日、「母」として生きなくてはいけない。誰かに言われたわけでもないのに、自分が自分にかけた呪縛なのかもしれない。
あの有名人を育てた「スゴ母」に学ぶ
「子育てに正解はない」。
多くの先輩母たちが言うこの言葉をお守りのようにしている。「良妻賢母」とか、「いいお母さん」でありたいとは思うけど、その正解の姿がつかめていないのだから、「いい母」を目指すよりは、とりあえず自分ができることを頑張るしかない。
子育てをしながら、「良い母とは?」の答えを見つけるべく、気になる育児書や、子育てにまつわる本も読んできた。そして出会ってしまったのが、堀越英美さんの『スゴ母列伝~いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける~』だ。
この本には、誰もがその名を聞いたことがある著名人を育てた母のことや、その著名人の母としての姿が書かれている。タイトルにもある「スゴ母」とは、「正しい母」になりきろうとするのではなく自分を貫いて独特な育児をする型破りな母親のことなんだそう。
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