日焼け止めの正しい塗り方とは
美肌を守るためには、日焼け止めをむらなく均一に使うことが大切です。塗り忘れをしやすい、髪の生え際、眉間、フェイスライン、首や首のうしろ、耳や耳のうしろ、小鼻のわき、からだのわきや側面、サンダルなどを履いているときの足の甲などは特に注意しましょう。
日焼け後の「アフターケア」もお忘れなく!
紫外線を浴びた後のケアは、まず熱を持った肌を「冷やす」こと。そして次に大切なのが「保湿」です。まずはほてりを鎮めて肌を落ち着かせることを優先し、その後炎症がおさまったら、徐々に保湿を意識したお手入れをしていきましょう。
●炎症がある場合は「冷やす」ケア
肌が赤くなり炎症が起きているときは、軽いやけどをした状態と同じです。まずは水などで肌を冷やし、ほてりを鎮めましょう。
●炎症がおさまったら「保湿」ケア
日焼けをすると、角層から水分が失われて肌が乾燥してしまいます。赤みやほてりが落ち着いた後は、化粧水で肌にたっぷり水分を補給しましょう。
また、日焼け後の肌は敏感になっているので、化粧水をつけるときは強く叩くようにパッティングせず、やさしく丁寧になじませましょう。化粧水をたっぷり含ませたコットンパックもおすすめです。また化粧水の使用量が少ないと、うるおいが十分にいきわたりません。使用量を確認して、適量を守って使いましょう。
●美白ケアで美しい肌を
肌が落ち着いてきたら、いつものスキンケアを美白効果のある化粧水や乳液に変える、美白美容液をプラスする、美白効果のあるシート状マスクを使用するなど、自分に合った美白ケアを取り入れるのもよいでしょう。
資生堂が発信する
「いまだから大切にしたい、毎日のこと。」WEBサイトはこちらから
教えてくれたのは 資生堂研究員 中西紘美さん
資生堂グローバルイノベーションセンター 主任研究員
中西 紘美(なかにし ひろみ) さん
スキンケア商品を中心に数多くのブランド・商品の情報開発に従事。さまざまな分野の肌研究やスキンケア商品を知るエキスパート。現在はアネッサブランド担当として紫外線ケアに関わる商品開発に従事。
いかがでしたか? 「紫外線」や「UV」「SPF」という言葉自体はよく聞くものの、詳しいことはわかっていなかった!という人も意外と多いのではないでしょうか。梅雨時期でも家の中でも油断せず、「うっかり焼け」を防ぐために、毎朝の日焼け止めを習慣化して美肌を守ってくださいね。
文/鈴木 杏
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