野菜嫌い克服に挑戦するも断念した人が58%
スーパーマーケットなどを全国展開する西友が2019年に行った調査によると、子どもに嫌いな野菜があると回答した人は88%いたのに対して、2020年4月に600人の成人男女に行った調査では、大人の約40%が苦手な野菜があると回答しました。
そして、そのうち58%の人が苦手な野菜を克服しようとして断念した経験があるということもわかりました。
子どもばかりでなく、大人にも野菜に苦手意識のある人が意外にも多く、克服しようと努力をしてみた経験があるようです。それでも努力虚しく断念するということは、大人になっても野菜嫌いを克服することは容易ではないということがうかがえます。
子どもへの悪影響が心配!
同じく西友の調査で「苦手な野菜があることで困った経験は?」という問いの結果は以下のようになりました。
①会食の場などで無理にでも食べないといけない(30.8%)
②子どもに悪影響を与えている(23.3%)
③メニュー選びで困ってしまう(15.0%)
④食事の好みがわかれてしまう(14.3%)
⑤子どもを食事のことで叱ることができない(13.2%)
(6位以下:栄養不足を感じている、お店選びで困ってしまう、周囲からバカにされる)
親が苦手な野菜は子どもも食べられなくなる?
「自分が嫌いな野菜を子どもは食べられるか?」という質問には、トータル約77%の人が子どもも食べられないと回答。(食べられない、ほとんど食べられない、一部食べられないを合わせて集計)
大人の野菜嫌いは、子どもの食事の趣向に影響を与えているという結果になりました。
また、「偏食が心配になる」「大人になっても食べられないのではと心配になる」「栄養が採れているのか心配」といった声も寄せられました。
大人の野菜嫌いは、本人だけの問題ではなく、子どもへの悪影響を心配する声も多いことがわかりました。
大人として、親として、子どもの手本となるような行動をしたいと思う人が多いでしょう。大人もおいしく野菜が食べたい、できることなら野菜を克服したいと思う人が多いのではないでしょうか。
トマトの嫌われポイント!
大人が嫌いな野菜にあげられるトマト。どういったところが嫌われてしまうのでしょうか?
①食べた時の青臭さ(55.5%)
②ジュクジュクした食感(45.6%)
③トマトの中にある粒の食感(36.5%)
④独特の強い酸味(34.0%)
⑤噛んだ時に弾ける食感(25.5%)
⑥食べた時の苦味(24.0%)
⑦酸っぱそうなニオイ(20.0%)
⑧皮の食感(19.0%)
トマト嫌いの多くは青臭さや酸味、独特の食感を苦手としていることがわかりました。
トマト克服チャート
トマト嫌いな人がどうしたらトマトを克服できるでしょうか。
西友が展開するWE LOVE VEGETABLESキャンペーンでは、トマト克服のためのチャートを参考に料理をしていくことで、苦手要素をカバーすることができると紹介しています。
【トマトの苦手要素に対する対応策】
苦手1位
青臭さ
・長時間火を通すことで臭みがとれる
・砂糖やはちみつをプラスする
・種やゼリー部分を取り除く
・香味野菜と合わせる
・乳製品と合わせる
苦手2位
ジュクジュクした食感
・長時間火を通す
・種やゼリー部分を取り除く
苦手3位
種の食感
・種やゼリー部分を取り除く
苦手4位
強い酸味
・長時間火を通す
・はちみつや砂糖をプラスする
・乳製品と合わせる
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