なんとなくだるい、夏疲れの原因
冷房の何が悪いの? と思う方も多いと思いますが、悪いのは冷房ではなく、それにより体の自発的な動きを止めてしまうこと。夏になると、私たちの体は無意識のうちに、気温に合わせて体内の熱を逃がそうと発汗し、体温を下げようと行動しています。その無意識の行動が、冷房によりバランスが崩れる(自律神経が乱れる)ので、明らかな病気ではないのに、何となくだるい、疲れる、頭が痛いという、体調不良を引き起こしているのです。
食べやすさ優先の食事はNG!
冷房による体調不良は、同時に食欲不振を引き起こしがち。
そのため、冷たい麺類やなど、栄養価よりも喉越しや、さっぱりしたものを優先し、飲み物も冷たいものを選択してしまうことも多いでしょう。その結果、栄養が偏ったり内臓も冷えて動きが鈍くなる等、ますます夏の体調不調が増長されてしまう、というわけなんです。そんな自律神経が乱れた体に必要なのは、免疫力! あまり知られていませんが、実は体内の約7割の免疫細胞が集中している場所は「腸」なんです。だから、腸内環境を整えることで、自然と免疫力がアップします!
常備菜で元気復活!
免疫力を高めるためには、腸内環境を整える食物繊維と免疫細胞を活性化してくれる「βグルカン」を豊富に含む食材を食べることがポイント。この2つの条件を満たしているのが、「きのこ」なんです。
理想は、汗をかきやすいよう、お鍋や温かい料理をおすすめしたいのですが、食欲不振中なら、お手軽な常備菜を作っておくのがおすすめ。さっぱりした夏の食事にプラスするだけで、「βグルカン」の働きで自律神経が徐々に整って、猛暑を乗り切れる体に仕上がります。
きのこを使ったおすすめ常備菜①きのことなすのスタミナ漬け
≪材料4人分≫
ブナシメジ:100g
エリンギ:100g
なす:2本
塩:小さじ1
にんにく:1片
酢:大さじ2
砂糖:大さじ1
赤唐辛子(輪切り):1本分
≪つくり方≫
(1)ブナシメジは小房に分け、エリンギは食べやすい大きさに切る。なすは縦半分に切り、1cm幅の斜め切りにする。にんにくはすりおろす。
(2)きのこは耐熱容器に入れラップをし、電子レンジ(600W)で4分ほど加熱し、粗熱をとる。
(3)なすは塩もみし、水気を絞る。水気を切ったきのことにんにく、酢、砂糖、赤唐辛子を混ぜ合わせ、30分ほど漬ける。
きのこを使ったおすすめ常備菜②きのこダネで人参しりしり
≪材料4人分≫
きのこダネ:200g
にんじん:1本
ツナ缶:1缶
卵:1個
塩:適量
こしょう:適量
ごま:小さじ1
≪つくり方≫
(1)にんじんは千切りにする。
(2)フライパンを熱し、きのこダネと(1)を炒める。
(3)にんじんに火が通ったら、溶いた卵を回し入れ、ツナを加えてさらに炒める。
(4)塩・こしょうで味を調え器に盛り、ごまをかける。
教えてくれたのは
ホクト株式会社 営業本部 営業企画課
管理栄養士 中村 愛香さん
「きのこで もっと あなたの暮らしを いきいきと」をテーマにした、(株)HOKTOが運営するコミュニティサイト「きのこらぼ」。きのこの栄養やレシピだけでなく、きのこを通して季節ごとの美容健康や美容の悩みを解決する情報を発信中。
提供元:きのこらぼ(HOKTO)
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TEXT:池田ゆき
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