熱中症予防の大原則④服装に気をつけること
暑い時期の服装は、半袖など軽装で! 厚着をしてしまうと、熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクを高めてしまいます。
なるべく透湿性や通気性、速乾性のよい素材を選び、直射日光に対しては帽子で防ぐようにしましょう。日傘ならば、日を遮りながら、ソーシャルディスタンスを保てるというメリットもあります。
また、夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用し続けると、マスク内の温められた空気を吸うこととなり、体温の上昇をまねきます。マスクをつけているときは強い負荷の作業や運動は避けてください。人との距離が保てる場所ではマスクを外して、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けるようにしましょう。
熱中症予防の大原則⑤具合が悪くなった場合には必要な処置をすること
⼼⾝に不調を感じたら運動や作業などを中止し、具合が悪いことを速やかに申し出て、必要な措置をとりましょう。
熱中症かもと思ったら
①意識があるか確かめよう
→ない場合はすぎに救急車
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②意識がある場合は、涼しい場所に避難。
服をゆるめ、首、脇の下、股関節のあたりを冷やそう
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③水分を自力で飲めるか確かめよう
→飲めない場合はすぐに医療機関へ!
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④飲める場合は水分・塩分を補給しよう
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⑤ここまでで症状が良くなっているか
→良くなっていない場合はすぐに医療機関へ!
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⑥症状が改善しているようなら、そのまま安静にして充分な休息をとりましょう。
夏の水分補給は5~15℃がベスト!
魔法びんメーカーの「サーモス」によると、暑い時の水分補給には、5℃〜15℃に冷やしたドリンクを推奨しています。
5℃〜15℃のドリンクは、腸からよく吸収され、その水分補給によって体を効果的にクールダウンしてくれる作用があるそうです。
※ただし、個人によっては、冷たすぎるドリンクによって胃腸障害を起こす場合もあるので、体調や体質を考えて調節しましょう。
熱中症による患者が増加する夏。とくに熱中症による脱水症状は、身体への危険度が高まり、めまい、頭痛や吐き気、重度の場合はけいれんや意識障害が起こります。恐ろしい熱中症ですが、私たちの心がけで予防することが可能です。正しい知識と適切な対策を行って、暑い夏を元気に過ごしましょう。
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