日本人は1日60g野菜が不足!
私たち日本人は1日にどれだけ野菜を食べているのでしょうか?
厚生労働省では、1日あたりの日本人の野菜摂取目標を350gとしていますが、同じく厚生労働省の平成21年~30年「国民健康・栄養調査」によると、日本人の平均野菜摂取量は約290gにとどまっていることがわかっています。
つまり、私たちの野菜の摂取量は1日あたり約60g不足しているのです。
日本人の野菜不足は2009年から10年以上に渡って課題とされ続けているのですが、目標量に対する実際の摂取量は一向に増えず、なかなか解消には至りません。
在宅による家事負担増で料理が面倒!
野菜不足を補いたいという気持ちはあっても、自分で料理をしっかりするのはなかなか大変です。
しかも、コロナ禍において学校の休校や在宅勤務により在宅時間が増え、家事負担が増加しています。感染症予防の観点から考えると、外食や飲み会も控える傾向にあり、家族全員分の1日3回の食事すべてを自宅で準備しなくてはなりません。この食事の準備、料理を大きな負担と感じている人が多数いる実態があります。
家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」の調査によるとコロナ禍において全体の78%もの人が、新型コロナ感染拡大以前より家事をする時間が増えたと回答。
その中でもとくに、75%もの人が「料理」をする時間が増えたと回答する結果となりました。
手抜きじゃない!「手間抜き」は時短でおいしい!
仕事に家事に追われる日々の中、より負担に感じる料理は、できるだけ時短で済ませたい! と考える人は多いはず。そこで勃発するのが、【手抜き論争】。栄養面の偏りの心配やレトルトや冷凍食品、チルド商品をそのまま出すのは「手抜き」と言われるのではないかを不安視する声も多いようです。
しかし、2020年8月上旬の冷凍餃子を「手抜きと指摘された」内容の一般のツイートに対し、味の素冷凍食品【公式】は、〝「手抜き」ではなく「手間抜き」〟であるとツイート。大きな共感とともに論争を巻き起こしました。
調理の工程を省いたり、市販品を使うことは手抜きと捉えず、時間を有効活用しているのだと考えましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。