換気の必要性と、正しい換気方法は?
「新鮮な空気を取り込むのは体によさそう」という理由から、今までも自宅やオフィスにて定期的に空気の入れ替え=“換気”を行ってきた、という人は多いと思います。
実際に換気には、ハウスダストやウイルスの除去や結露防止、シックハウス症候群※を防ぐ働きや、新鮮な空気で心身をリフレッシュするなど、多くの効果があります。
現在は新型コロナの流行下で、換気が不十分な空間では空気中のウイルス濃度が上がることで感染リスクが高まることから、換気の必要性が今まで以上に高まっていますね。
屋内で過ごすにあたって、今や必要不可欠なものとなった「正しい換気のやり方」を、さっそく見ていきましょう。
※シックハウス症候群:空気汚染が原因で発症する健康障害のこと。近年の住宅は気密性の高まりから、発症しやすいと言われる。
●正しい換気のやり方
①換気の時間は1時間に1~2回
②1回の換気時間は数分間
③2カ所の窓を開ける
④家具と壁の間に隙間を作る
効果的に新鮮な空気を取り入れる換気方法は、とっても簡単!
以上の4点に気をつけ、家族の健康を守るために定期的な換気を心がけてくださいね。
換気後の気温低下、どう防ぐ?
「健康のためには換気が必要」とわかってはいても、暖房器具をつける季節は、換気後に部屋が寒くなってしまうのがイヤでつい換気をさぼってしまいがち……ということはありませんか?
せっかく温まった部屋が急激に寒くなってしまうと、テレワークでの作業効率が落ちてしまったり、室温の変化にうまく対応できず体調を崩してしまうという心配も。
しかし、暖房器具をつけて部屋を閉め切ってしまう時期こそ必要なのが、定期的な空気の入れ替えです。
そこで、株式会社コロナが、換気後の部屋の温度復帰時間に関して「エアコンの使用のみの場合と、エアコンと石油ファンヒーターを併用した場合の部屋の温まり方の違いについて」実験を実施しました。
<検証結果>
エアコン単独の場合 温度復帰時間について5分ほど
エアコン+石油ファンヒーター 温度復帰時間について1分半
以上の調査により、エアコンとファンヒーターを併用することにより、3分半も部屋の温度復帰時間が短縮されるということがわかりました。
併用することによって足元まで暖かく、快適に過ごすことが出来るんだそう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。