昆布に挟んでおくだけででき上がり!鯛の昆布〆カルパッチョ
鯛の昆布〆は簡単に作れておいしい、私のお気に入りレシピの一つです。
鯛を2時間~1日ほど昆布に挟んでおくだけででき上がり、昆布の味が魚に浸み込んでうま味がアップします。
あとはカルパッチョソースに少し浸け、あしらう野菜の切り方を工夫すれば、ぐっと華やいだお洒落なオードブルのでき上がりです。
【材料(4人分)】
鯛の刺身用さく 150gほど
昆布(利尻又は日高) 適量
EXVオリーブオイル 30ml
レモン絞り汁 30ml(約大1/2個)
ブラックペッパー
ピンクペッパー
グリーンペッパーなど 適量
ラディッシュ 4個
スプラウト 適量
フレーク塩など 適量
EXVオリーブオイル(仕上げ用) 適量
日本酒 少量
泡立て器
【下ごしらえ】
① 昆布を日本酒少量で拭き、刺身用の鯛を昆布で挟みラップで空気を抜くように包み冷蔵庫で2時間~1日寝かせておく。
② ラディッシュはごく薄くスライスし、冷水に放しパリッとさせ水切りしておく。
③ スプラウトは根を切り落とし冷水に放し、ザルに上げ水切りしておく。
【作り方】
① カルパッチョソースを作る。ボールにレモン汁を入れEXVオリーブオイルを少しずつ加え泡立て器で混ぜながら乳化させる。
② 鯛を薄くそぎ切りにし器に並べカルパッチョソースをかけ、叩いて粗く砕いたペッパー類を適量ずつ散らす。スプラウトやラデッシュなど又はハーブなど適量散らし、フレーク塩を振る。
見た目は華やかなのにカンタン!帆立貝とフルーツトマトのメリメロサラダ
メリメロとは、ごちゃまぜサラダという意味を持つサラダのこと。可愛らしいネーミングのフランス風ご馳走サラダです。
レアに焼いた帆立貝柱にフレッシュ野菜やフルーツなどをヴィネグレットソースで和え、チーズのチュイルを合わせていただきます。
見た目はこんなにかわいくておしゃれなのに、これも簡単にできちゃうんですよ。
【材料(4人分)】
帆立貝柱(生食用) 大4個(小8個)
苺 4粒
フルーツトマト 4個
パルミジャーノレッジャーノチーズ 適宜
クレソン
ルッコラ
セルフィーユ
ベビーリーフ
ラディッシュ
穂ジソ
大葉 など 適量
(ヴィネガレットソースの分量)
EXVオリーブオイル 大2
ホワイトバルサミコ酢 大1
パプリカパウダー 小1/2
塩 3本指でひとつまみ
白胡椒 適量
チーズおろし器、オーブンペーパー
【下ごしらえ】
① 帆立貝柱はペーパーを敷いた保存容器に並べ、冷蔵庫で1晩、水気をしっかり抜いておく。
② パルミジャーノレッジャーノチーズをすりおろしておく。
③ ベビーリーフ・ディル・セルフィーユ・クレソンなどハーブ類は水洗い後、細かく手でちぎって水気をしっかり切っておく。
④ 苺・トマト・ラディシュなどはそれぞれ食べやすい大きさに切り分けておく。
【作り方】
① チーズのチュイルを作る。フライパンにオーブンペーパーを敷き、パルミジャーノチーズを丸く広げ、中火にかける。チーズが溶けたら火を止めて、そのまま冷ましておく。
② 帆立貝柱に軽く塩をふり、白胡椒を挽く。別のフライパンを強めの中火で熱し、油を引かずに帆立貝柱の両面に焼き色をつけ(中心はレアに)バットに取り冷ましておく。
③ ボールにEXVオリーブオイル以外のヴィネグレットソースの分量をよく混ぜ、EXVオリーブオイルを少しずつ加え泡立て器を使って乳化させる。
④ 別のボールに苺とトマト以外のリーフ類を入れ③のヴィネグレットソースの半量で軽くふわっと和えるように混ぜ、器に盛り②の帆立貝と苺・トマト・ラディシュなど彩り良く盛り、チーズのチュイルを適当に割って散らす。
初めてでもほとんど失敗しない!ローストポーク サルサヴェルデソース
クリスマスディナーだからといって「メイン料理はチキン!」と決めつける必要はないですよね。というわけでローストポークはいかがでしょう。
ローストビーフよりはお財布に優しいですし、丸鶏のローストチキンは敷居が高いですよね。
その点このローストポークの作り方は、前夜にマリネしておくだけで、焼くのも簡単と初めての方でもほとんど失敗しないはずです。
付け合わせの野菜を豚肉と一緒に焼けるので、手間もかからず大満足な一皿です。
【材料(5~6人分)】
豚肩ロースブロック 500~550g
塩 大1
にんにくすりおろし 1片分
ローズマリー 2~3枝
セージ(フリーズドライ又はパウダー) 大1
EXVオリーブオイル 大2
黒胡椒 多めに挽く
ペコロス(小さい玉ねぎのこと) 12個ほど
EXVオリーブオイル 大1
(サルサヴェルデソースの分量)
イタリアンパセリ 20~30g(約2~3パック)
ケイパー 大1強
ゆで卵 1個
赤ワインヴィネガー 大2
EXVオリーブオイル 150ml
ドライパン粉 大2
玉ねぎ 70g(約1/4個分)
塩 少々
黒胡椒 少々
はちみつ 大1/2
クレメンタインオレンジマーマレード 適宜
たこ糸、ラップフィルム、アルミ箔、オーブン、ミキサー
【下ごしらえ】
① 豚肩ロースブロックに塩・にんにくすりおろし・セージ・ローズマリーの葉をよくすりこみ、たこ糸で三か所ほど縛り、ラップで包み冷蔵庫で12時間以上寝かせておく。
② サルサヴェルデソースに使うゆで卵を作っておく。
③ 玉ねぎは粗みじん切り、一旦水に晒し、水切りしておく。
④ イタリアンパセリは枝から葉をちぎり取り粗く刻んでおく。
【作り方】
① 豚肩ロースは冷蔵庫から出し1時間以上常温に置いてから、黒胡椒とEXVオリーブオイルを手で揉みこむように塗り付ける。
② ペコロスは皮のまま、EXVオリーブオイルを絡めておく。(バットにおいてオイルをかけてコロコロ転がす)
③ オーブンを120℃に余熱をかける。
④ 天板にアルミ箔を敷き、網を乗せ肩ロースブロックを乗せる。ペコロスは天板の上に転がす。
⑤ 120℃のオーブンで60~65分焼き上げ、オーブンから出し、アルミ箔で包み天板の上で30分~1時間置いて余熱を入れる。
⑥ サルサヴェルデソースを作る。ミキサーにサルサヴェルデの材料をすべて入れ、なめらかになるまで回す。保存容器に取る。(冷蔵で1週間ほど保存可)
⑦ ローストポークが完全に冷めてから薄くスライスし、器に取りサルサヴェルデソースを流し、ペコロスの皮をくるりとむいて添える。イタリアのクレメンタインオレンジマーマレードなどもちょっと添えると味の変化を楽しめる。
本来、サルサヴェルデソース(緑のソースという意味)は、ピエモンテのボッリート・ミスト(茹でた肉)に欠かせないソース。今回はにんにく、アンチョビを省き、甘さを加え、ローストポークに合うソースにしてみました。メキシコ料理のサルサソースとは別物です。
お手軽チーズデザートも作れる!クレームダンジュ ストロベリースープ
フロマージュブランやマスカルポーネなどのフレッシュチーズを水切りしてホイップクリームと合わせるだけというお手軽チーズデザートです。
ストロベリースープも冷凍いちごに少しの甘味を加えてミキサーにかけるだけ!
クリスマスカラーで見た目にも気分のあがるデザートです。
【材料(5~6人分)】
フロマージュブラン 200g
生クリーム(乳脂47%) 100ml
粉砂糖 50g
バニラエッセンス(又はビーンズ) 少々
冷凍いちご 200g
はちみつ 大2
グランマニエ 大2
水 大3
フレッシュベリー 適宜
ピスタチオやプラリネなど 適宜
ミントの葉 適宜
ガーゼ、ミキサー
【下ごしらえ】
① ボールにザルを重ね、ガーゼを敷いて、フロマージュブランを入れ、冷蔵庫で一晩かけて水切りをする。
② 冷凍いちごは、冷蔵庫で解凍しておく。
【作り方】
① 生クリームに粉砂糖・バニラエッセンス(又はビーンズ)を加え、8分立てにする。
② フロマージュブランと①を合わせ、泡立て器でしっかりなめらかになるまで混ぜ、ガーゼを敷いた保存容器に移し、冷蔵庫で1~2時間冷やし固める。
③ ミキサーに解凍したいちご・はちみつ・グランマニエ・水を加え、なめらかになるまでしっかり攪拌させる。
④ 固まって締まったクレームダンジュを適量スプーンですくって器に盛り、いちごソースを周りから注ぎ、お好みのフレッシュフルーツやピスタチオ・アーモンドプラリネ・ミントなどをあしらう。
この4品に、カナッペやチーズプレートなどがあれば完璧なクリスマスディナーになりますね。
あとはケーキがあれば完璧!
ということで次回は家で簡単につくれておいしいケーキのレシピをご紹介いたします。
フードコーディネーター 進藤由美子さん
フードコーディネーター、テーブルコーディネーター、料理撮影スタジオ経営を経て、2002年より料理教室「Cooking Studio Y」を主宰。国内や海外で食関連の知識や情報を長く研究し、その成果を毎月のレッスンで発表する季節の創作料理に生かしている。大人の遊び心にあふれた自由な発想のテーブルコーディネートにも定評があり、日々の食卓に新しい彩りを添えるヒントやアイディアとともに、笑顔の広がる豊かな食空間と時間を提供する。著書に『eat well and laugh often』、『明日もサンドイッチ』(ともにCooking Studio Y Cookbook)がある。
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