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荒れた肌は雑菌が残りがち!?手荒れが確実に改善できるハンドケア方法とハンドクリームの選び方

心と体

 手荒れ

2020.11.24

ウイズコロナ時代は手洗いと消毒が欠かせなくなりましたね。でもかなり頻繁に手洗いや消毒をするようになったせいか、乾燥する時期には特に手荒れがひどくなったと感じる方も多いのでは……? 荒れた肌は、痛くて不快というだけでなく、雑菌などが洗い流しにくいという報告もあるようです。正しいハンドケアを行うと手荒れが改善するので、今回は手荒れに負けないハンドケア方法を皮膚科医の先生に教えていただきました。

正しいハンドケアをすれば手荒れは改善できる

医療従事者の方は一般の方よりもさらに頻繁に手を洗う必要がありますね。ユースキン製薬では、看護師の方を対象に正しいハンドケアの効果を確認する試験を実施。院内感染を防ぐため繰り返し手指の消毒を行う看護師さんは、9割の方が「手荒れの痛みで消毒を躊躇してしまったことがある」と答えていました。
ところが正しいハンドケアを日中3回と就寝前に2週間行ったところ、最初の1週間で手荒れの重症度が低下し、ひびやあかぎれが改善していることがわかったのです。この結果により、正しいハンドケアをすることで手荒れは改善することがわかりました。

手荒れを改善する、正しいハンドケアとは?

手荒れを改善するハンドケアはこのように行います。

正しいハンドケア正しいハンドケア方法

まずは手の甲にクリームをたっぷり取り、両手の甲を重ね合わせて広げます。
次に手のひらを使って親指側から小指側にすりこむようになじませます。
指の一本一本丁寧に塗り伸ばし、爪の周りを推しながらマッサージします。
指の股は特に乾燥しやすいので両手を組み合わせるようにしてなじませ、親指と人差し指の間を気持ちの良い強さで押します。

ハンドクリームハンドクリームの量がポイント

今回のモニター試験では、ハンドクリームは1日に2g使用することで大きく改善し、2g未満では横ばいに近いことがわかりました。ハンドクリームはベタつくのが嫌という理由で少なめに塗る方も多いと思いますが、正しい塗り方を行うことでベタつきは少なくなります。また寝る前は、ハンドクリームを塗った後に綿100%の手袋をはめてから就寝すると、うるおいを閉じ込め翌朝のしっとり感を実感できます。

乾燥と消毒によりひび、あかぎれが悪化!

手の皮膚はすでに持っている天然の保湿成分で保護されていますが、手洗いや消毒により、保湿成分や有効な常在菌が奪われてしまうことで皮膚は乾燥し、手荒れが起こります。「ひび、あかぎれ、皮むけ、赤み」などの手荒れの症状は、重症化すると痛みや腫れを伴う場合がほとんど。あかぎれは、ひびが皮膚の奥の真皮まで到達して出血を伴い、一度起こると回復に時間がかかります。

ひび・あかぎれに有効成分が入ったハンドケア剤を選ぶことがポイント!「指定医薬部外品」や「医薬部外品」をチェック

ハンドクリーム

ハンドケアを行う際の大切なポイントは、ハンドケア剤(ハンドクリームなど)の選び方です。香りや使い心地で選びたくなりますが、成分に注目して選ぶことが大切です。ひび、あかぎれに有効な成分が入ったハンドケア剤(ハンドクリームなど)を日常的に使うことが大切です。

ひび・あかぎれに有効な成分な成分は、「指定医薬部外品」や「医薬部外品」として売られているハンドケア剤(ハンドクリームなど)に配合されています。

<ひび・あかぎれに有効な成分>

ひび・あかぎれに有効な成分は下記です。購入の際はこれらも参考にしてみてください。

・血行を促進する成分 (ビタミンE、ヘパリン類似物質など)
・炎症を鎮める成分 (dl-カンフル、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウムなど)
・保湿する成分 (グリセリン、ヒアルロン酸、セラミドなど)

水回りにハンドクリームを常備!

ハンドクリーム

ハンドクリームを塗ることを習慣化するには、ご自宅の洗面台やリビング、キッチンなど水回りにハンドクリームを常備しておくことが有効です。夜は治療効果を意識してたっぷりと量を使い、指先の血行を意識してマッサージをしながら塗ってください。

早めの時期からハンドケアを始めることで、手荒れの重症化を予防できます。空気の乾燥が進む冬になってからではなく、今の時期から早めに対策を始めましょう。

教えてくれたのは……野村有子先生

野村皮膚科医院院長・医学博士、日本皮膚科学会認定専門医。1986年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科教室に入局。同大学助手、神奈川県警友会けいゆう病院皮膚科勤務を経て、98年、横浜市に野村皮膚科医院を開業。「一人ひとりの患者を大切にし、最高の医療を提供する」という医療理念のもとに、あらゆる皮膚疾患についてていねいに説明をし、治療からスキンケアにいたるまできめ細かな指導を行っている。

 

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著者

mamiWaka

mamiWaka

語学系出版社でワーキングマザーを経て、現在はフリーのライター・編集者。分かりやすく読みやすい、役立つ記事を目指しています。