着圧ソックスの種類は?「夜用着圧ソックス」を選ぶときの4つのポイント
着圧ソックスは、靴下に設計された圧力によって脚の血行を促進し、疲れやむくみを軽減させる効果が期待できるレッグケア用品です。
主に、日中にオフィスや外出先で履く「昼用」、リラックスした就寝時に履く「夜用」、運動時の「スポーツ用」、一般医療機器として販売されている「メディカル用」のカテゴリーにわけられています。
その中でも、むくみ対策をしたい方が日常生活に取り入れやすいのは、寝ている間にケアができる「夜用着圧ソックス」。
おやすみ用は、日中のものと比べて圧力値(締め付け感の強さ)が低く、就寝時に窮屈さや不快感のストレスがかかりにくいようになっています。蒸れを防止するためにオープントゥになっている商品がほとんどで、長時間の使用も快適に過ごせる工夫がされています。
「夜用着圧ソックス」を選ぶときの4つのポイント
- 圧力値
商品によって圧力の強さが異なります。夜用の着圧ソックスの圧力は、足首から太もも付近まで段階設計になっており、10~25hPa程度が一般的です。
- 長さ
ひざ下までの「ハイソックス」、太ももまでカバーする「ニーハイソックス」、太ももの付け根までカバーする「フルレッグ」、骨盤をサポートする「スパッツ」などがあります。好みやお悩みに合わせて、タイプを選びましょう。
- 素材
オールシーズン用はもちろん、夏用のクールタイプの取り扱いもあるメーカーもあります。
- 付加機能
脚をすっきりさせる効果以外にも、足裏を刺激するものや、うるおい成分を配合した繊維を使用したものなど、付加機能がついた着圧ソックスも。プラスαのケアをしたい方は、機能にも注目してくださいね。
履き心地のよい「夜用着圧ソックス」はどれ?今回比較したのは、こちらの3種類!
今回比較した夜用着圧ソックスは、
- レキッドベンキーザー・ジャパン株式会社「寝ながらメディキュット フルレッグ」
- ピップ株式会社「SLIM WALK® 美脚スーパーロング」
- 株式会社ディノス・セシール「おやすみ着圧ソックス(アシスキット)オーバーニー、ハードタイプ」
の3種類です。
すべて、夜用で太もも上部までカバーできるロングタイプ、Mサイズ(M-L)でそろえました。
比較する項目は、
- 履き心地
- 締め付け感
- 翌朝のすっきり感
の3つ。
番外編の「メディキュット ボディシェイプ 寝ながらスパッツ 骨盤サポート付き」も加えて、各商品の特徴とともに使用感をご紹介していきます。
太ももの付け根までしっかりケア!締め付け感で選ぶなら「寝ながらメディキュット フルレッグ」
英国の医療用ストッキングがルーツの“メディキュット”。英国の圧力値基準規格をもとに設定された段階圧力設計(足首、ふくらはぎ、太もも、太もも付け根の4段階)になっています。
独自のキュットアップ製法によって、安定感のある着圧と、やわらかな肌ざわりの両方を実現。
「太ももスリミングテーピング設計」で太もも周りの集中ケア、太もものリブ裏側部分の「アンチスリップテクノロジー」で、寝ている間のすべり落ちを防止します。
ひざ周りはソフト編み、足首はタック編みになっており、脚にしっかりフィット。
全長は(約)77㎝あり、今回比較した商品の中では最長。足首から太もも付け根までを引き締められる夜用着圧ソックスです。
- 履き心地
コットンフィール素材の生地は、全体的にやわらかく、快適です。
太もものリブ部分は、伸縮性のあるソフトな生地でラクに履けます。リブの長さは(約)7㎝で、「SLIM WALK®」よりも短めです。太もも内側の上部が多少めくれやすいので、しっかりと上まで伸ばすのがポイント。フィット感のあるかかと部分と太もものすべり落ち防止が支えになり、寝ている間もずれにくいです。
やわらかいがゆえに、引っかけると毛玉になりやすい生地なので、履き方や洗濯時の取り扱いに気をつけたほうが長持ちすると思います。
- 締め付け感
今回比較した3つの中では、ふくらはぎ~太もも付け根部分までの圧力値が一番強いですが、窮屈感はほとんどなくストレスフリー。疲れた脚に心地よい、適度な締め付け感です。
- 翌朝のすっきり感
すっきり感はナンバーワン! 太ももを含め、脚全体が軽くなったように感じました。
《こんな方におすすめ!》
- ケアがしにくい太ももの付け根までカバーしたい方
- むくみやすく、しっかりめの着圧感が好みの方
- ソフトな肌ざわりで快適に過ごしたい方
- フィット感を重視する方
レキットベンキーザー・ジャパン株式会社「寝ながらメディキュット フルレッグ」
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。