「伊達巻」の材料は、はんぺんを使って時短でラクに
魚のすり身をつくる本格的な方法だと作るハードルが高くなってしまいますが、「はんぺん」を使うことで、時短でラクに作ることができます。
【材料】(13×8センチ程度の卵焼き器で2本分作れる分量)
- 卵...5個
- はんぺん...110g
A - 砂糖...大さじ3
- みりん...大さじ2
- 白だし...小さじ1
- しょうゆ...小さじ1/2
- 塩...少々
- サラダ油...適量
市販品よりも甘さを控えめにしています。お好みで調整してください。
卵焼き器で簡単!ふわふわ「伊達巻」の作り方
作り方は、「混ぜる」「焼く」「巻く」の簡単3ステップです。
①ミキサー(またはフードプロセッサー)に卵を割り入れます。小さく切ったはんぺんとAの調味料を入れ、なめらかになるまで混ぜます。
②卵焼き器にサラダ油をひき、キッチンペーパーで全体に薄く伸ばして中火でしっかりと温めます。
③火力をごく弱火にして卵液の半量を流し入れ、アルミホイルでフタをします。10分ほど焼きます。
※焦げてしまうので、弱火にするのを忘れないように注意してください。
④液の表面が乾き、底に焼き色がついたのを確認し、フライ返しでひっくり返します。
※10分経っても表面が乾いていなかったり、底に焼き色がついていなかったりした場合は様子を見ながら焼き時間を追加してください。
⑤再びアルミホイルをかぶせて、弱火で2~3分ほど焼きます。
⑥焼き色の濃い面を下側にして、熱いうちに巻きすの上にのせます。巻く前に両端に1cm間隔に浅く切り込み(写真の赤線)を入れます。
⑦手前からくるくると巻き、両端を輪ゴムで留めます。
⑧粗熱がとれたら巻きすを外し、食べやすい厚さに切ったら完成です。
「伊達巻」づくりに失敗しないための2つの注意ポイント
「伊達巻」づくりの失敗例としてよく挙げられるのは、「焼き色が均一にならない」「きれいに巻けない」こと。
市販品のような美しい仕上がりにするためには、2つのポイントを押さえておきましょう!
きれいな「伊達巻」を作るポイント①卵焼き器は焼く前にしっかりと温める
作り方の②の部分で、焼く前に卵焼き器を「中火」で温め、焼くときには「ごく弱火」にするとご紹介しました。
焦げてしまわないように、焼くときは弱火にしなければなりませんが、焼き色を均一にするためには焼く前にしっかりと温めておくことが必要なのです。
パンケーキを焼くときに、1枚目よりも、フライパンがよく温まっている2枚目のほうがきれいな焼き色になることはありませんか? それと同じ原理です。
<焼く前に十分に温めて焼いたとき>
<焼く前の温めが足りなかったとき>
焼き時間は同じ10分でしたが、焼く前の温め方によって、焼き色の仕上がりに大きな差が出ました。加熱中に、ときどき卵焼き器の位置を変えながら均一に火が入るようにすると、より仕上がりがきれいになるかもしれません。
きれいな「伊達巻」を作るポイント②巻く前に両端に切り込みを入れる
作り方の⑥の部分で、巻く前に両端に1cm間隔に浅く切り込みを入れる(写真の赤線)とご紹介しました。
切り込みを入れる理由は、きれいに巻くためです。
うずまき模様に隙間をつくらないためには、少しずつ巻き込んでいくことがポイント。切り込みを入れておくことで巻き込みやすくなり、きれいなうずまき模様に仕上がりますよ。
今年の年末年始は帰省ができず、自宅でお正月を迎えるという方も多いと思います。
これまで伊達巻を作ったことがなかった方も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。