春はいらなくなったものを外へ出す、デトックスに最適な季節です。そのためにも腸をきれいにする食品をたくさん取りたいところ。ひじきには食物繊維がごぼうの7倍とたっぷりでまさにうってつけの食品です。
骨を強くするカルシウム、女性に必要な鉄などのミネラルも豊富。重ね煮に入れることで、かなり栄養価の高い料理に仕上がります。冷蔵庫にいつもストックして置きたい、あると安心な重ね煮です。
ひじきの重ね煮
【材料】
- 塩‥‥‥‥‥‥‥ 少々
- ごぼう‥‥‥‥‥ 100g 千切り
- にんじん‥‥‥‥ 80g 細めの千切り
- 玉ねぎ‥‥‥‥‥ 200g 細めのスライス
- ひじき(乾燥)‥ 20g 水で戻す
- きのこ‥‥‥‥‥ 100g スライス※
- 塩‥‥‥‥‥‥‥ 少々
- 差水‥‥‥‥‥‥ 50cc
※しいたけ・エリンギ・えのき・しめじなど、きのこを何種類か混ぜると味わいが増します。えのきは半分にカットして手でさき、しめじも大きければ手でさきます。
【作り方】
- 3本指で塩をひとつまみ鍋底に振り、きのこ→ひじき→玉ねぎ→にんじん→ごぼうの順に重ねてから、上にもひとつまみ塩を振る。
- 鍋に沿って差水をしてから蓋を閉め、極弱火にかける。
- 10分〜15分ほどして、良い香りが立ってきてらにんじんを食べてみて、ある程度柔らかくなっていたら、そっとかき混ぜて出来上がり。
- タッパーなどに移して冷まし、冷蔵庫で保存する。
※3~5日くらい保存可能です。
※使い切れない時は小分け冷凍し、そのまま味噌汁などに使えます。
(冷凍の場合1ヵ月程度保存可能)
☆基本の重ね煮がベースになります。
ー Let's arrange ー
出来た重ね煮を使ってアレンジをしていきましょう。
重ね煮アレンジ1: ひじきの煮物
【材料2人分】
ひじきの重ね煮‥‥‥‥‥‥200g
油揚げ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1枚 千切り
(調味料)
しょうゆ‥‥‥‥‥小さじ2
みりん‥‥‥‥‥‥小さじ2
酒‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ2
水‥‥‥‥‥‥‥‥100ml
【作り方】
- 鍋に調味料を入れ温めます。
- ひじきの重ね煮と油揚げを入れて、時々混ぜながら中火で煮込みます。
- 汁が少なくなって、なじんできたら出来上がり。
- 一度冷ますと味がよく染み込みます。お好みで塩こしょうやラー油を振っていただきます。
重ね煮アレンジ2:ひじきの豆腐ハンバーグ
【材料2〜3人分】
ひじきの重ね煮‥‥‥100g
木綿豆腐‥‥‥‥‥‥1/2丁 水を切る ※
長芋‥‥‥‥‥‥‥‥ 30g 5mm角カット
ご飯‥‥‥‥‥‥‥‥100g すり鉢でつぶす
塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ1/2
※ふきんかキッチンペーパーに包み、揚げ網などを入れたバットなどに置き、適当な重りを乗せ、30分程度は水を切りましょう。よく水を拭いて使います。
サラダ油‥‥‥小さじ2
(照り焼きソース)
しょうゆ‥‥‥‥‥大さじ1
みりん‥‥‥‥‥‥大さじ1
酒‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
【作り方】
- 小鍋にしょうゆ・みりん・酒を入れ、中弱火でとろみがつくまで火を入れ、照り焼きソースを作ります。
- ボールの中で、ハンバーグの材料を全てよくこねて、ひとつ100g位で整形します。
- フライパンを温めてサラダ油を引き、2を入れて、弱火で片面を焼きます。
- 裏返して蓋をして、全体に熱がまわるまでよく焼きます。
- 中強火にして、外をカリッと仕上げて出来上がり。照り焼きソースをかけて頂きます。お好みでチーズを入れるとよりクリーミーになります。
重ねにアレンジ3:ひじきともやしのナムル
【材料2人分】
ひじきの重ね煮‥‥‥100g
もやし‥‥‥‥‥‥‥ 50g
(調味料)
しょうゆ‥‥‥‥‥小さじ2
酢‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ2
ごま油‥‥‥‥‥‥小さじ2
すりごま‥‥‥‥‥小さじ1
塩こしょう‥‥‥‥適量
【作り方】
- もやしを軽く一煮立ち茹でて、ざるで冷ましておきます。
- 調味料を全て混ぜ、ひじきの重ね煮・もやしとよく絡めます。
- すりごまを加えさらに混ぜ、塩こしょうで味を整えます。
- 少し馴染ませてから、お好みでゆず皮などを刻んで頂きます。
切り干し大根を入れても相性ばっちり!
重ね煮と乾物はとても相性がよく、旨味と栄養をプラスしていきます。ひじきの代わりにあらめ、切り干し大根などを使っても大丈夫です。
今回の豆腐ハンバーグはフワトロで柔らかいので、焼きづらかったら衣をつけてメンチコロッケにしても最高です。ひじきの煮物は、水分を切っておにぎりにもいいですね。
日常に食物繊維たっぷりの重ね煮を、是非ストックしてみてください。生活に軽さと奥行きが出てきますよ。美味しく食べてキレイになりましょう!
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。