着替えの管理が驚くほど楽になる!「お風呂バスケット」のつくりかた

家のこと

2021.03.19 更新

家族の着替えの準備に追われていませんか? 「お風呂バスケット」を工夫してつくると、家族も自分も楽になりますよ。 無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信している『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者・三條凛花さんがちょっとした工夫でラクになるヒントを紹介します。

広告

お風呂バスケットとは?

お風呂バスケットは、お風呂のあとに使うものをまとめたセットのことです。入浴前後の迷う時間・探す時間をなくすためにつくります。
家族に「パジャマはどこ?」「タオルがないよ!」などと言われて、家事の手を止めることはありませんか? 私自身が母親によく聞いていたのですが、自分が家事を担当するようになった今考えると、とても面倒だっただろうな……と思います。そこで用意したいのがお風呂バスケットです。

わが家では、乳幼児と私の3人が一緒に入浴することが多いため、大きめの収納ケースを使っています。子どもが一人で入れる年齢の場合は、小さめのケースを1人1つずつ用意するのがおすすめです。

入れるものは、入浴後に使うすべてのものです。すべて載せられる幼児の着替えセットを例にご紹介します。

寝間着、下着、タオルを、上から使う順番にしてセットしておきます。最初に使うタオルが一番上に来るようにします。次におむつを履かせるのでおむつ、最後にロンパースを置きます。大人のものでも同じです。このように使う順番にしておきます。

収納スペースにしまうわけではないので、角をきちんと合わせて丁寧にたたむ必要はありません。ざっくり折りたたんだら、使う順番にすることさえ守れば大丈夫。
アレンジとして、保湿グッズを一人分ずつ用意して、一緒にセットするのも良いでしょう。その場合は、こぼれてしまうこともあるので、布製のケースを使わないようにします。
わが家は小さな子どもがいるので私がすべて用意しています。小学生以上のお子さんがいる場合は、自分で用意してもらいましょう。洗面所に着替えのストックをわかりやすく用意し、お風呂バスケットに入れるものを文字や写真でメモしたものを添えておくと、かんたんにできるはずです。入浴後に使うもの使う順番に重ねる

入浴後に使うものは、2セットを交互に使うのが肝

入浴後に使うものは、2セットずつを交互に使うのがおすすめです。そうすると「ていねいにたたむ」「定位置に戻す」という手間がなくなるからです。
時系列順にご説明しましょう。
まずは朝、脱いだ寝間着を洗濯します。

夕方、入浴時は、前夜セットしておいたお風呂バスケットから新しい寝間着を取り出します。

朝に洗濯したものが乾いたら、お風呂バスケットにそのままセットします。

これは翌日の入浴後にそのまま使えます。

お風呂バスケットに入れるものは、ていねいにたたむ必要がありません。あくまでもざっくりとで大丈夫です。適当に二つ折りや四つ折りにするだけのものと、収納スペースに合わせたたたみ方をするのでは、ずいぶんかかる時間が変わってきます。同じたたむ作業ですが「きちんと」というのを省くだけでもとても楽になりますよ。
 脱いだ寝間着新しい寝間着お風呂バスケットにセット

「定数は4セット」がおすすめ

2枚の寝間着やタオルを交互に使うだけでいいのなら、寝間着の定数も2枚でいいのでは? と思うかもしれません。ただし、これはおすすめしません。
予期せぬ事態に対応できないからです。体調を崩した子どもが、寝間着を汚してしまうかもしれません。梅雨の時期は、朝洗ったものが夜になっても乾かないこともあります。また、洗濯機が故障すると、途端にうまく回らなくなってしまいますよね。さらに、もし家事担当が自分だけだったなら、寝込んだりして洗濯ができないと着替えがなくなってしまいます。
そのため、寝間着やタオルの定数は、4セットがおすすめです。2枚の予備があれば、予期せぬ事態に対応できます。
また、2セットをくり返し使うのが楽ですが、洗濯の回数が増える分、消耗が早くなってしまいます。定期的に収納スペースにある予備の着替えと入れ替えるともちがよくなりますよ。たとえば月初に予備の寝間着と交換するというようなルールがあるとわかりやすいでしょう。
このようにお風呂バスケットを用意し、ざっくり畳んだものを2日単位でローテーションしていくと、家族からの「あれどこ?」がなくなり、入浴前の準備も時短になりますよ。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る