「もう40歳だから」は禁句!年齢を言い訳にしないボーク重子が伝えたい「花開く40代」の生き方

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 「もう40歳だから」は禁句!年齢を言い訳にしないボーク重子が伝えたい「花開く40代」の生き方
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女性が変わるためには男性も変わる必要がある

――今回の著書の中で、「今の30代、40代、50代の方たちは『女性の生き方』の大きな転換期を生きている」という一文があります。これまでの「女性とはこうあるべき」という考え方が変化している今、必要なことは何だと思いますか?

これからは、まさに女性活躍時代です。ここ数年でも、女性の生き方が変わってきたのを感じますよね。でもね、女性だけが変わっていくのでいいで良いのかな? と思うんです。これだけの転換期を迎えているのに、誰も男性のことは言わないんです。でも私、男性だって変わりたいんじゃないかなと思っています。実は男性って、「男は強くなくてはいけない」「稼ぎ頭ではなくてはいけない」という、「べき」がたくさんあると思うんです。その「べき」に縛られているけど、「稼ぎ頭になりたくない」と泣きたい男性もいると思いませんか? 男性だって生きづらいということをどんどん言ったほうがいい。今こそ、男性と女性が生き方について話し合ういい機会なんじゃないかなと思っているし、男性だって、もっと言いたいことを言える時代になればいいですよね。

――女性は変わっていくのに、男性はそのままというのは不自然ですよね。確かに、最近の男性は、女性のようにわかりやすく変化はしていないかもしれないけど、変わってきているのは感じます。

実は、男性も妻を助けたいという気持ちがある人はたくさんいるんじゃないかなと思うんです。例えば、育児休暇を取って子育てをしたいと思っている人は、実際に育児休暇を取っている人の何倍もいるんじゃないかなと。でも、実際に取っているのは7%*とかですよね? これもまた、「育児休暇なんて、取るべきではない」という「べき」が根強く残っているからじゃないでしょうか。「べき」に縛られて、言いたいことが言えない文化が社会の中にあるんですよね。「妻を助けたい」でも「取ったら出世できない」……。まさに板挟みですよね。私は、女性活躍社会が進んでいくためには、男性側の「べき」も外さなきゃいけないなと思うんです。

*参考:厚生労働省|「令和元年度雇用均等基本調査」結果を公表します「育児休業取得者の割合

――女性はすでに「べき」を外しはじめていますか? 

女性はすごい勢いで変わっているし、「母とはこうあるべき」「妻とはこうあるべき」の「べき」をはずそうという意識が高まっていると思います。それに比べると、まだまだ男性は、「べき」をはずせていないですよね。男の人の「べき」って、けっこう強烈だと思うのに、なぜ誰も「NO」と言わないのかな。今の世の中で、一家を背負っていかなくてはいけないというのはかなりキツイと思うんです。だからこそ私は、男性だって女性に助けてと言っていいと思っています。

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