With/Afterコロナ時代の自動車への期待・新しい可能性
株式会社イードは、2020年7月3日~9日に20歳~69歳の自動車保有者に対し、以下の概要に記載されている内容で『With/Afterコロナ時代の自動車への期待・新しい可能性~自動車ニーズ調査~』を実施しました。
同調査では、今後の理想的な移動手段を尋ねたところ、通勤・通学時では「公共交通機関」が18.8%となりましたが、「マイカー」が54.7%と半数を超える結果となりました。
マイ自転車や、マイ電動自転車、徒歩と回答している人も多くみられ、マイカーと合わせると7割以上が「公共交通機関」より徒歩、自転車、車などが「今後の理想的な移動手段である」と考えていることが分かります。
新型コロナウイルスの影響により、通勤・通学時は「公共交通機関」を利用して移動することの感染リスクを心配している人が多いのかもしれません。
また、性別別にみると、男性より女性の方が「公共交通機関」以外の通勤・通学方法が今後の理想的な移動手段であると考えているようです。
用足しやレジャーなどの外出時においては「マイカー」需要が77.2%
同調査では、用足しやレジャーなどの外出時においては「マイカー」が今後の理想的な移動手段と回答した人が77.2%と、通勤・通学時よりもさらに高くなっています。
通勤や通学時に「公共交通機関」を利用するのはやむを得ない場合もありますが、自動車を所有している人は用足しやレジャーなどには「マイカー」を利用するのが、今後の理想的な移動手段と考えているようです。「米国のように外出時、公共交通機関ではなく自家用車を利用した生活行動にシフトしたい」と考えている人も多く、日常的に外出しなければならない状況において、マイカーの安心感は非常に価値が高くなり、クルマ移動へシフトする可能性を秘めているとしています。
さらに、今後、マイカーで出来たらいいなと思うことを聞いたところ、若年層ほど、今までにない「クルマの空間活用」に対する意向が高い傾向が見られたそうです。 Afterコロナ時代では、自動車は、単なる移動手段として利用するだけではなく、空間活用などの付加価値が求められていくのかもしれません。
マイカーとカーシェアリングではどっちがお得?
それでは、マイカーとカーシェアリングではどちらがお得なのでしょう。
*パーク24*によれば、車の利用が月5回、1回あたり2時間と仮定した場合では、カーシェアリングの方がマイカーよりも年間195,280円お得になるとのことです。
コロナ禍の影響で、車での移動に切り替えたいと思っても、車を購入する資金が心配になってしまうならカーシェアリングを利用するのもひとつの方法として考えられそうですね。
With/Afterコロナ時代で変わる価値観
今回は、自動車に対するニーズに関する調査結果からは、通勤・通学時や、用足しやレジャーでの移動手段に「マイカー」を今後の理想的な移動手段と回答する人が多く見られました。
コロナ禍以前では、当たり前のように移動手段として公共交通機関を利用してきた人も、コロナ禍によって普段から利用する移動手段を「クルマ」へ変えている(または変えたいと思っている)と考えられます。
『With/Afterコロナ時代』では、自動車だけでなく、食、住など様々な分野で価値観の変化が現れています。
このような様々な価値観の変化が、新たな時代のニーズとなって、今後の生活にも大きく影響していくことが考えられます。
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