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【40代のリアル白書】 パートナーの有無で大きな差!コロナで二極化した夜の生活の充実度

家族・人間関係

 パートナーの有無で大きな差!コロナで二極化した夜の生活の充実度

2021.06.13

パートナーがいる人も、そうでない人も、「セックスの悩み」って、人にはなかなか相談できませんよね。でも、医学的に見ると、性の健康は生活の中でとても大切なこと。そこで先日行われた「知っているようで知らない~性の健康セミナー」を誌上再現。3人の医師による、それぞれの視点から「現代のセックス事情」について解説していきます。今回はコメンテーターとしても活躍している宋美玄先生です。

毎日セックスするカップル、全くしないカップル

第2回目の講師は、「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)の著者としてもお馴染みの宋美玄先生。

前回の北村先生の発表で、コロナがセックスにどんな影響を与えたか、というデータがありました。こちらでは、さらに深く踏み込んで、また新しいデータを見ていきます。

コロナがセックスにどう影響したか?*TENGA調べ

1番のボリュームゾーンであった『月1~9回』群がセックスの回数が減っているのに比べ、両極端な『月0回』『月20~29回』群がそれぞれ増加しています。

「増加原因としては、テレワークにより、多忙だった夫婦でもタイミングがとりやすくなったといった声などがありました。反対に減少原因は、クラスター対策で浮気発覚のリスクを懸念した自粛や、パートナー間での感染対策意識・セックス感の違いから、応じない理由ができてしまった、言いやすくなってしまったことなどが、このデータの二極化の要因ではないかと思います」(宋先生)

カップルによって、コロナ禍の状況がプラスに働く場合もあれば、マイナスに働くこともあるようです。

「私の調査で、全年代ともに『男性の方が女性より性欲が上である』という結果が出ています。そのため、それに応じる生身の女性が少なくなると、男性側の性欲が難民化してしまう恐れがあるんです」(宋先生)

もちろん、現実には女性側がセックス難民に陥る場合も。パートナーがいてセックスレスで悩んでいるなら、その原因も解決法もカップルごとに異なりますので、ぜひ専門家へ相談を。

コロナで普及したオンライン診療

ビジネスの場でも急速に浸透したオンラインは、医療も同じ。初診から対面ではなく、オンライン可能な窓口が増えてきました。そこで知っておきたい知識があります。

「数年前はまだ『時期尚早』として見送られていたオンライン診療。ですが、コロナの影響で受診が遅れることが危ぶまれるため、厚労省の方からオンライン診療が解禁になり、初診からアフターピルの受け取りが可能になりました」(宋先生)

アフターピルとは緊急避妊薬のことで、72時間以内に服用すれば妊娠を防ぐことができる薬です。コンドームが外れてしまったり、破れたりした際の緊急対応として、この存在はありがたいもの。

しかし、簡単に処方してもらえるからといって、薬に頼る避妊は自分の体を傷つけるのと同じこと。避妊方法はひとつではありません。妊娠を望まないなら、不確実な男性主体の避妊ではなく、避妊確率がより高い女性主動のピルや、避妊器具を使うことも選択肢に入れて考えましょう。

広がってきたフェムテック、でも……

フェムテックとは、フィメール(Female)+テクノロジー(Technology)の略で、女性の性・健康を開放する技術のこと。ここ数年、かなり普及してきました。

「私自身、長い間情報発信をしてきましたが、以前ならピルのことをメディアで発言しても取り上げられなかったり、その部分だけカットされてきました。でもこの流れのおかげで、今や子宮内避妊器具などが堂々と取り上げられる時代に。それはいいのですが、同時に、注目されている業界なので、誤った情報も紛れ込んでいるので注意が必要です」(宋先生)

フェムテックは女性に寄り添うモノ・グッズが多いため、つい心を許してしまいがちですが、実際に効果があるかどうか、しっかり見極めることが大切です。

もっと気軽に来院してほしい

「フェムテックのおかげで、病院にかからず済んでいる方もいらっしゃると思います。でも病院には、たくさんの避妊法や月経を軽くする、安全性が確立された治療がありますので、もっと気軽にかかりつけてもらいたい。もっとオンライン診療が広まればと思っています」(宋先生)

教えてくれたのは:宋美玄先生

丸の内森レディースクリニック院長。1976年兵庫県生まれ。「カリスマ産婦人科医」として、さまざまな女性の悩みに女性の立場から積極的な啓蒙活動を行なっている。

著者

池田ゆき

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