暖かくなり花粉飛散が本格化してくる3月・4月。鼻水や目のかゆみはもちろんですが、赤みやポツポツといった肌荒れが気になりませんか?実はこの時期の肌荒れは、花粉によるアレルギー反応が原因になっている場合が多くあります。
そして、40代ともなると、これらの症状は一時的な肌荒れでは済まされず、吹き出物の跡が何週間も消えなかったり跡に残ったりします。
なにより、お肌が荒れていると気分まですごく落ち込んでしまいますよね。
そこで、この時期お肌が敏感になりやすい方のために、美容ライターの筆者が肌荒れ対策をいくつかご紹介します。低価格で手軽に取り入れられるものばかりなので、気になるものがあれば是非実践してみてください。
洗顔を見直す
肌が敏感に傾いている時はこすらないことが大事です。
たっぷり濃密な泡でパックするような感覚で洗顔してみましょう。
洗顔ネットを使用すると、簡単に泡が立てられます。少し面倒に感じるかもしれませんが、一度使うと泡立ちの違いに驚くはずです。100均や無印良品などで気軽に買えますよ。
肌荒れを起こしている時は、スキンケアの見直しをしたくなるかもしれませんが、お肌に一番負担がかかるのは洗顔です。「落とすケア」を再確認してみてくださいね。
そして、外から帰ってきたらすぐに洗顔して花粉を落としましょう。地味に感じるかもしれませんが、肌のかゆみや赤み軽減になります。
敏感肌用スキンケアへ変更する
洗顔の見直しが第一歩ですが、この時期だけ敏感肌用のスキンケアへ変更するのも一手です。
おすすめは、「資生堂dプログラム」と「キュレル」。
敏感肌用のスキンケアは、花粉の時期だけ使用できればいいですよね?そうなると、フルボトルで一式揃えるのは金銭的にも気が引けると思います。
その点、この2つはトライアルサイズが出ているので、ちょうど一か月程度で使い切れます。お値段も、ともに化粧水&乳液セット1500円以内で購入できるのでお財布にも優しいのが嬉しいところ。ドラッグストアで購入できますので、気になる方試してみてはいかがでしょうか。
お肌が荒れて敏感になっている時は、いつものスキンケアがしみたり急に合わなくなることがあります。無理して使い続けると肌荒れが悪化することもありますので気を付けましょう。
実際今、この2つを使っていますが、全く肌刺激はないのにしっかり潤いはキープしてくれて肌の赤みも目立たなくなってきました!
セラミドを補給する
肌バリア機能を底上げするために、セラミドサプリやセラミド配合のスキンケアを取り入れることも有効です。
皮膚の一番上にある“角層”という所には、「角質細胞」というものがレンガのように並んでいるのですが、その隙間を埋める役割がセラミドです。
このレンガがしっかり密着して積まれていると肌バリア機能が正常なのですが、セラミドが少なくなったお肌は、バリアが崩れ、肌荒れや乾燥を招いてしいます。
セラミドは、体質や加齢により減少していきますし、肌荒れを起こして敏感に傾いている時は特に不足した状態なので、人的に補ってあげることも大切です。
先ほどご紹介したキュレルの乳液の方には、「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」というセラミドと似た働きをする“類似セラミド”が配合されていますので、取り入れてみると良いでしょう。
また、インナーケアとしてセラミドサプリを飲用するのもおすすめです。色々なブランドから出ていますので、自分に合ったものを探してみてくださいね。
セラミドサプリは、粉タイプと錠剤がありますが、個人的には、錠剤がおすすめです。
というのも、粉タイプはお味噌汁やコーヒーなどに混ぜて使うものが多いのですが、ついつい忘れてしまうことが多く、好きなタイミングで取り入れられる錠剤に落ち着きました。
マツキヨオリジナルブランドの「マツキヨラボ」から出ているサプリを気に入って飲んでいます。1000円以下と手に取りやすい価格ながら、効果もしっかり体感できます。(個人の感想です)
こちらはコラーゲンとセラミド配合で、飲んでいるうちに荒れてしぼんだお肌にハリが戻ってきました!
バームを活用する
肌バリア機能が低下している場合は、バームで刺激から守ってあげることも大切です。
乳液やクリームとは異なり、バームは肌の上にしっかり厚い膜を貼ってくれるので、マスク擦れ対策にもおすすめ。
できれば、肌荒れも同時にケアできる、鎮静効果があるバームがいいでしょう。
我が家は、花粉時期はもう何年もこちらのカミツレンのバームを常備して、家族全員で使っています。(キク科アレルギーの方は使用できない場合があるので注意してください)
カモミールエキス20%と高濃度でミツロウも配合されているため、バームにありがちな硬さがなくスルリと塗ることができるのに、ピタッと密着します。
余計な添加物も入っていないので、敏感に傾いた肌にピッタリです。なにより、花粉であれて赤みを帯びたお肌が沈静化されるのが分かります。
メイクをする
肌に花粉が直接つくのを避けるために、この時期は毎日メイクをすることを意識してみませんか?
家にいる時も花粉は窓の隙間などから入ってきます。アレルギー物質が直接肌に付くとかゆみや肌荒れの原因になりますので、日焼け止めやファンデーションで守ってあげましょう。
ただし、ファンデーションなどでお肌がベトベトな状態だと花粉が余計に付きやすくなってしまいます。フェイスパウダーなどを使い、肌表面はサラサラにしておいてくださいね。
そもそも花粉で肌荒れしていてメイクをするのが難しいという場合は、敏感肌用のメイク用品を使用する・石鹸オフできるものを使うなど、極力肌負担がないように工夫してみると良いでしょう。
自分に合った肌荒れ対策を
いかがでしたか。今回は、日常生活で気軽に取り入れられる肌荒れ対策をご紹介しました。
ただ、肌荒れと一言にいっても症状は様々です。炎症を起こしている時や、症状がひどい場合はまずは皮膚科を受診してくださいね。
春は花粉だけでなく、黄砂やpm2.5など、様々な原因で肌荒れが起きやすい時期です。自分に合ったスキンケアや生活習慣を見つけて上手に乗り切りましょう。
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