花粉の持ち込みは換気が半数以上
空調機の世界的メーカーである空気のプロ・ダイキンが実施した換気に対する意識調査では、「花粉シーズンでも換気したい」と答えた人は63.9%でした。
しかし、主な室内への花粉の侵入経路の約60%は窓や換気とも言われており、換気をするのをついためらってしまいます。
そこで大切なポイントとなるのが「換気をする時間帯」です。
花粉が少ない時間がある
環境省の『花粉症環境保健マニュアル』によると、時間によって花粉の飛散量は大きく異なるとされています。
朝10時までは花粉の飛散量は少なく、11時ごろから14時ごろにピークを迎えます。
一度は花粉飛散量も落ち着くものの、17時ごろから19時ごろには気温が下がることで上空の花粉が地上に落下するため、また飛散量が多くなるという結果になっています。
換気をするなら午前中に
本来であれば定期的に換気をしたいところですが、花粉シーズンの換気は花粉飛散量の少ない早朝から10時ごろまでに重点的に行うのがおすすめです。
また、雨の日はスギ花粉が開花できないため花粉量が少なくなります。
雨の日を有効的に利用して換気を行うのもいいですね。
『花粉症環境保健マニュアル』によると、窓の開け幅を10cm程度にしてレースカーテンをすると花粉の流入を4分の1に減らすこともできるそうです。
換気量は減ってしまいますが、こうした工夫をしてみるのも良いかもしれません。
カーテンを定期的に洗濯することも忘れずに。
暖かい日が増えて嬉しく感じる一方で、花粉症で悩む人にはつらい季節でもあります。
花粉飛散量の少ない時間帯に換気したり空気清浄機を上手に活用するなどして乗り切りましょう。
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