【お隣さんちの家計簿事情】約40%の家庭が収入減!逆に“6%の家庭”で収入が増えたワケ

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2021.04.22

新型コロナウイルスの影響で、家計に変化があった人も多いのではないでしょうか。ここでは「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」を元に、みんなが見直したいと思っている支出ランキングなどをご紹介!家計の節約ポイントを検討しているなら必見です。

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新型コロナウイルスの家計への影響で「ゆとりがなくなった」と回答した人は49.9%

株式会社エイチームフィナジー「「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」」出典:prtimes.jp

株式会社エイチームフィナジーは、20代から50代の既婚男女419名に、「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」を実施しました。

同調査で、「新型コロナウイルスの影響で家計にどのような変化がありましたか」と質問すると、「ややゆとりがなくなった」と感じている人は28.2%、「かなりゆとりがなくなった」と感じている人は21.7%だったことから、約半数の49.9%の人が新型コロナウイルスによる影響で「ゆとりがなくなった」と感じていることがわかりました。

その一方で、「ゆとりができた」と感じている人が2.4%、「ややゆとりができた」と感じている人が15.3%いることから、新型コロナウイルスによる影響で「ゆとりができた」と感じている人も17.7%いることがわかりました。外食が減ったり、友人との交際が減ったりと、新型コロナウイルスによる影響で「家計の支出が減った」と感じている人が家計に「ゆとりができた」と感じているのかもしれません。

新型コロナウイルス流行前と比較し世帯収入「減少」36.8%

株式会社エイチームフィナジー「「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」」出典:prtimes.jp

次に「新型コロナウイルス流行前と比較し、世帯全体の収支に変化はありましたか」と質問したところ、収支ともに約50%は「変化なし」と回答している一方で、収入に関しては「増加」9.5%「減少」36.8%、支出に関しては「増加」35.6%、「減少」16.2%という結果になっています。

世帯収入が増えた理由1位は「転職」42.5%

株式会社エイチームフィナジー「「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」」出典:prtimes.jp

コロナ禍の状況で収入が増えたという方はなぜ増えたのでしょうか? 世帯収支の増減があった人を対象に調査したところ、世帯収入が増えた理由1位は「転職」42.5%、減った理由1位は「給与減額」51.3%となっています。

収入が減った人の理由1位は「給与減額」51.3%、2位「ボーナスカット」40.3%、3位「失業」13.6%と続いています。収入が減った人に「新型コロナウイルス流行前と比較し、なぜ収入が減りましたか」と質問したところ、「月々の給料が減額された」という回答が最多の51.3%、次いで「ボーナスがカットされた」という回答が40.3%との結果になっています。また、「職を失った(配偶者含む)」との回答が13.6%いることもわかりました。

収入が増えた人の理由1位は「転職した」42.5%、2位「昇進した」37.5%、3位「資産運用を始めた」20%、4位「副業をはじめた」12.5%と続いています。その他の理由としては、仕事や残業が増えたという声があったそうです。

新型コロナウイルスの影響で、収入が減った、家計のゆとりがなくなったと回答する人が多い中、約1割の人は収入が増加しています。転職や昇進などで収入が増えた人もいる一方で、資産運用を始めた人が20%副業を始めた人が12.5%いることから、給料だけでない収入源を求めて行動した人も多かったのかもしれません。

支出が増えたもの1位は「食費」

株式会社エイチームフィナジー「「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」」出典:prtimes.jp

支出が増えた人に「新型コロナウイルス流行前と比較し、どのような支出が増えましたか」と質問すると、「食費」が75.8%と最多の回答、次いで「光熱費」が64.4%、「通信費」16.8%となっています。「その他」の回答からは、「マスク」や「衛生管理品」といったコロナ関連の支出も聞かれたそうです。

「食費」「光熱費」「通信費」など、「おうち時間」が増え家での時間を充実させるための支出が増加している傾向があるようです。 

その一方で、支出が減った人に「新型コロナウイルス流行前と比較し、どのような支出が減りましたか」と質問すると、「交際費」が75.0%と最多の回答、続いて「交通費」54.4%、「食費」が42.6%となっています。「その他」と回答した人の中からは、減ったものとして「旅行費」という意見が見られたそうです。

コロナ禍で外出自粛になったことで、「食費」「光熱費」「通信費」などの家の中での支出が増えた一方で、「交際費」「交通費」「旅行費」といった家の外での支出は減っている傾向があるようです。また、支出増加の1位にもなっていた「食費」が支出減少の3位にもランクインしていることから、もともと外食が多かった人が外食を減らした結果、「食費」が減ったと感じているのかもしれません。

家計の見直しポイント1位は?見直し支出ランキング

株式会社エイチームフィナジー「「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」」出典:prtimes.jp

「家計を見直すためにどのようなことに取り組まれていますか」という質問に対しては、「変動費の見直し(食費)」が61.5%で最多の結果となっています。また第2位は「固定費の見直し(通信費)」、第3位は「変動費の見直し(食費以外)」が続いています。

上記の調査結果では、コロナ禍により増えた支出の1位は「食費」であったことから、増えすぎてしまった食費を見直したいと考えている人が多いのかもしれません。また、いずれの回答結果も昨年の調査結果よりもポイントが増えており、昨年よりも真剣に家計を見直したいと感じている人が増加しているのかもしれません。

今後の時代の変化に対応していこう

上記調査の結果では、新型コロナウイルスの影響により、多くの人は「家計に変化があった」と感じているようです。特に、新型コロナウイルスの影響で収入が減ってしまった人やゆとりがなくなってしまったと感じる人は、家計に深刻なダメージを受けていると考えられます。

一時的な家計の変化なら、多少ゆとりがなくなっても最終的に持ちこたえられる可能性もありますが、長期的な変化が見込まれる場合は注意が必要です。

また、コロナウイルスの影響による新しい生活様式は、今後の時代の変化に対応するための「ニューノーマル」となりつつあります。当面は今後も同じような支出の変化が続く可能性もありますので、新しい生活様式への変化への適応が求められることになりそうです。


会社名: 株式会社エイチーム(Ateam Inc.)株式会社エイチームフィナジー「「新型コロナウイルス感染症の流行後の家計の意識調査」」出典:prtimes.jp

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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