【親子で学ぶスマホ講座5】10歳以下の子どもに近距離でスマホを見続けさせるのはNG!スマホの怖い落とし穴

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もくじ

目(若年性老眼・ドライアイ・眼精疲労など)
暗すぎ、明るすぎに気を付けて!
小児にスマホ斜視が急増?
スマホ姿勢が悪影響
スマホ顔
巻き肩
ストレートネック
正しい姿勢を意識しよう
睡眠不足からの体調不良
歩きスマホによる事故
運転中のスマホは違法
1日に何時間スマホ?
iPhoneならスクリーンタイム
Androidならデジタルウェルビーイング
今回教えてくれたのは…鈴木朋子さん
「親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本」
「親が知らない子どものスマホ」

睡眠不足からの体調不良

睡眠不足出典:www.photo-ac.com

子どもは家庭で決めたルールで長時間の利用を親が制限することでコントロールできますが、その親自身もスマホに熱中してしまうこともありますよね。日中は仕事などで一人の時間がない場合、熱中する時間帯は深夜に及びがち。睡眠不足が続くとさまざまな体調不良を引き起こし、疲労回復もできず、日々の生活に支障をきたします。また、スマホから発せられる光によって、脳が覚醒し、眠りが浅いなどの睡眠障害を引き起こしやすくなります。とくに画面を間近で見るのは要注意。

歩きスマホによる事故

「歩きながら」「自転車に乗りながら」のスマホ操作はとても危険です。何気なくやってしまいがちですが、中には階段から転げ落ちたり、駅のホームから転落するなど、大けがを負う事故になることもあります。また、イヤホンで音楽を聴きながらの歩きスマホになると、視覚、聴覚が遮断され、周囲の危険を察知することができなくなるので、絶対にやめましょう。自分ひとりがケガをするだけでなく、加害者になってしまうことも考えられます。ちょっとぐらいなら……と高をくくらず、道の端に立ち止まってから操作しましょう。

運転中のスマホは違法

車を運転しながらのスマホ操作や通話は大変危険で、人の命を奪う重大な事故を起こす恐れがあります。現在の道路交通法では、「走行中にスマホを含む携帯電話を手に持ち通話すること」「走行中にカーナビや携帯電話、パソコンやゲーム機の画像を見つめること」を禁止しています。(みつめる行為は2秒が目安)
車での移動中にスマホを操作しなければならない場合は、車が停車したタイミングで行ってください。

1日に何時間スマホ?

使いすぎることで私たちの生活や健康に悪い影響も与えかねないスマホ。そんなスマホをあなたは1日何時間使っているのか把握していますか? スマートフォンの最大手であるアップルもgoogleも現代人のスマホの使いすぎを問題視しており、それぞれのスマホに利用履歴を計測したり、制限したりする機能が備わっています。自分が普段、スマホそのものや、各アプリをどれぐらい利用しているのかを確認して、使いすぎを予防していきましょう。

iPhoneならスクリーンタイム

まず、アプリケーションを使用した時間や頻度などを、日ごと(週ごと)にレポートで確認。自分がどれぐらいスマホを使っているのかを把握しましょう。そして、スクリーンタイムでは使用時間を制限し、アプリケーションの使いすぎを防ぐことができます。寝ている間の「iPhoneを使わない時間帯」や、ゲームなどの1日の利用制限時間を設定し、使いすぎないようにコントロールするのがITジャーナリスト・鈴木朋子さんのおすすめ。iPhoneの休止時間を設定すると5分前になるとお知らせの通知があり、時間になると通話など以外のアプリは使えないようになります。
アプリごとに使用時間を設定することも可能で、「ゲームは1時間まで」「SNSは2時間まで」と個別に時間を決めて効率よく制御するといいかもしれません。

親子で学ぶスマホ講座2】でもご紹介したように、スクリーンタイムはファミリー共有と連係しており、保護者のiPhoneからリモートで子どものiPhoneの設定、管理することもできます。

Androidならデジタルウェルビーイング

Android端末ならデジタルウェルビーイングでアプリを使用した時間やスマホをアンロックした回数、通知の受信回数を確認できます。iPhone同様に、アプリごとの時間制限設定可能で、通知を非表示にしたり、24時間に使うアプリの種類を制限することもできます。

今回教えてくれたのは…鈴木朋子さん

プロフィール

鈴木 朋子 さん
ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー

メーカー系SIerのシステムエンジニアを経て、フリーライターに転身。SNSなどスマートフォンを主軸にしたIT関連記事を多く手がける。デジタルカルチャーを追い続け、スマホネイティブと呼ばれる10代のIT文化に詳しい。子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など、著書は監修を含め、20冊を超える。
「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「スッキリ!」(日本テレビ)、「ゴゴスマ」(CBCテレビ)、「ビーバップ!ハイヒール」(ABCテレビ)、「マサカメTV」(NHK総合)、などテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのメディアにも出演。

「親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本」

親子で学ぶスマホとネットを安心に使う本出典:gihyo.jp

子どもにはじめてスマホを買い与える人は必見!
親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本

スマホやタブレットを使う子どもが増え、子どもがインターネットの悪影響を受けないか、ネット犯罪の被害にあわないか心配する親が増えています。本書は子どもが安全にインターネットを利用するために、親はどうすればよいかを実例を交えて解説します。気軽に読めるやさしいページ構成で、子どもが安全にインターネットを使うための方法を考えます。

「親が知らない子どものスマホ」

親が知らない子どものスマホ

親が知らない子どものスマホ
入学前にSNSでつながる中高生。心の内はLINEの「ステメ」に書く。今はLINEで行われる「不幸の手紙」。「自画撮り被害」に潜むネットの闇。Instagramが新たないじめの温床に? “エアドロ痴漢”にご用心! 入学直前、夏休み、文化祭…危ないのはいつ? トラブルの「兆し」を見逃さない! 学校生活“要注意”イベントカレンダー付き。10代のスマホライフを理解するための用語収録。

 

便利で楽しいスマホだから、いつでもどこでも見てしまいがち。でも長時間の利用は身体に大きな影響を与えてしまいます。自分が1日何時間ぐらいスマホを使っているのかを把握し、使いすぎている場合は、少し自制したり、少しでも身体に負担がないように工夫するなどして安全に正しく使うようにしましょう。

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