ポイント4:包丁の刃元を上げて切り込みを入れると、スピードアップ!
次に、半分にカットします。
一般的な玉ねぎのみじん切りは、頭の部分を少し残し、つなげるようにして切り込みを入れますが、この方法だと、少し神経を使うので、その分時間がかかります。
そこで、包丁の刃元がまな板につかないよう、少し上げてカットすることにより、下の部分がつながって、みじん切りがしやすくなります。では、カットします。
次に玉ねぎの向きを変えて、玉ねぎの側面にそれぞれ3〜4回切り込みを入れます。
あとは、最初の切り込みと垂直になるようにカットしていきます。
ポイント5:包丁で切るさいに「スライド」を意識すると、繊維がつぶれない!
最後に、大きさが揃うように刻みます。刃物は、刃をまっすぐに落としても、切れないようになっています。切れているように見えても、実際は、ちぎれて潰れている状態になっています。
切るには、包丁を押すか引くかすることがポイントです。ですので、包丁を前後に少しスライドさせることを意識して切ると、繊維をつぶさずに玉ねぎをみじん切りにできます。
包丁は、柄を持つ切り方と、柄元の部分を持つ切り方がありますが、お好きな方でOKです。
切りながら、時々下の玉ねぎを上に持ってくるようにしましょう。
完成です。
仕込みでも、ひとつひとつの作業を効率化して少しでも時間短縮できれば、調理時間をトータルで短くすることができます。ちなみに、玉ねぎに多く含まれる硫化アリルは、一部が体内でアリシンという成分に変化し、免疫力を高める効果があるといわれています。こんな時代だからこそ、免疫力を高めていきたいですね!
教えてくれたのは:岩野上幸生さん
YouTubeチャンネル登録者数23万人/料理人歴18年目/飲食店経営者
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