シャワー派?それとも湯船派?
生活環境や家族構成によってどんな風にお風呂に入るかは人それぞれ。お風呂の温度や入浴時間なども、好みによって異なるかと思います。とくに、何度がいいとか何分入ったほうがいいなどの正解はないものの、石原先生曰く、うっすら汗をかくまでがおすすめだそうです。そして、シャワーだけではなく、しっかり湯船に浸かることが重要だといいます。
「最近、入浴はシャワーのみという人もいますが、シャワーだけでは体の表面が一時的に温かくなるだけで、冷えが進行してしまいます。リラックス効果も期待はできません。やはり、腸を温め、冷え太りを止めるには入浴が大事。外気温に左右されることなく一年中、浴槽に浸かることを習慣化してほしいと思います。
時間に余裕のあるときは、交感神経を鎮め、副交感神経を優位に導く『半身浴』がおすすめですが、冷え症で運動不足の人には『3・3・3入浴法』を試してもらいたいです」。
「3・3・3入浴法」とはどんな効果があるの?
ここからは、石原先生おすすめの「3・3・3入浴法」について詳しく説明します。
「冷え症で運動不足の人におすすめの入浴法は『3・3・3入浴法』です。お風呂に3分ずつ3回入浴する方法です。湯船に浸かっている時間はトータルで9分と時短にもなりますし、なによりも入浴だけで軽い運動をしたことと同じ効果が期待できるのでダイエットにはぴったり。毎日続けることで汗をかきやすく、代謝のいい体をつくる効果も期待できますよ。バスタブがない場合は、足湯をしながらシャワー浴びてください」
【3・3・3入浴法】
- お湯の設定温度を42度以上にする
- まずは肩まで3分浸かる
- 次に洗い場で3分 (体を洗ったり、髪を洗ったり)
- その後、2と3を2回繰り返す。
「3・3・3入浴」に、何をプラスすればさらに効果的!?
さらに、この「3・3・3入浴法」を効果的に行う方法も石原先生に教えてもらいました。
「普通に『3・3・3入浴法』で入浴するだけでもいいのですが、もっと成果を出したい人におすすめなのは、入浴前のしょうが湯とスクワット(30回)、入浴後のストレッチです。しょうが湯は、市販のすりおろしたしょうがをお湯に溶かすだけ。しょうが紅茶でも大丈夫です。ちょっと甘みが欲しい人は、少量のはちみちつや黒砂糖を足してもいいでしょう。
そして、湯船に入る前にスクワットを30回した後に『3・3・3入浴法』を行い、お風呂から出て、部屋着を着たら体が温かいうちにストレッチで体をほぐしてください。運動が苦手な人にも簡単に行えるますよ」
40代からは、体を冷やさないことが大事!
いかがでしたか?
女性は、40代を過ぎたあたりから代謝量が落ちるので痩せたいと思ってもなかなか思うようにはいきません。
しかし、「3・3・3入浴法」であれば毎日の入浴時に行えるので手軽なダイエット法といえますね。
石原先生曰く、とにかく40代からは体を冷やさないことを意識することが大事だそう。腹巻きで胃腸を温めたり、湯船に浸かることはルーティーンにしましょう。
その他にも「生姜」を日常生活に取り入れることも効果的です。
生の生姜を買ってきてお料理に使うのはもちろん良いのですが、手間で続けることが難しい……という人も多いはず。そんな時は市販のチューブ生姜でも大丈夫。今回、教えてくださった石原先生監修の「エスビー食品 国産蒸し生姜パウダー」もおすすめです。
生姜パウダーであれば日持ちがする上に、体を温め、血流を促進してくれる栄養成分、ショウガオールが6.7mg(生姜2かけ分)も含まれているんです。しかも、原料は国産のしょうがというのだからさらに安心! 入浴前の白湯や紅茶にさっとふりかければ、あっという間に生姜湯ができますよ。
「3・3・3入浴法」+生姜湯+スクワット、ストレッチで夏に向けて備えましょう。
石原先生の著書「バウエルダイエット 腸を整えて、ラクに痩せる!」には、そのほかにもsaita読者世代にとって、うれしい情報がたくさん掲載されています。ぜひ手に取ってみてください。
教えてくれたのは石原新菜先生
【著者プロフィール】石原新菜(いしはら にいな)先生
医師・イシハラクリニック副院長
ヒポクラティック・サナトリウム副施設長
1980年、長崎県生まれ
女性視点を活かした女子の健康問題のわかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、
講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中
著書に『バウエルダイエット 腸を整えて、ラクに痩せる!』がある。