前日にしておくこと:つくおきおかず「牛肉の生姜煮」を作る
“つくおきおかず”とは、事前に作って保存しておくストックおかずのことです。
お弁当おかずとしてはもちろん、普段の食卓の一品としてもおすすめなのが「牛肉の生姜煮」。朝にバタバタしないように、前日にメインになるおかずを作っておきましょう。
「ジップロック®スクリューロック®」に牛肉と調味料を入れてレンジでチンするだけなので、たった2つの工程で完成! さらに、そのまま冷蔵庫保存できて便利です。
ごはんがすすむ、しっかりした味つけは、冷めてもおいしくいただけます。
材料(2人分)
- 牛薄切り肉……100g
【A】
- しょうゆ……大さじ1弱
- 酒……大さじ2
- しょうが(せん切り)……1かけ分
- 赤とうがらし(小口切り)……少々
作り方(調理時間の目安:10分)
1.「ジップロック® スクリューロック®(300ml)」に、ひと口大に切った牛肉とAを入れて混ぜます。
2.フタをずらしてのせ、電子レンジ(500W)で約1分加熱し、一度取り出して全体を混ぜます。再度フタをずらしてのせ、電子レンジで約30秒加熱します。
※保存する場合は、あら熱をとってからフタをしてください。
当日に作るもの:朝でもパパッと5分で作れる「かんたんふんわりオムレツ」
朝食の定番のオムレツも、「ジップロック®スクリューロック®」なら、すべてレンジにお任せ! 卵1個でボリュームのある「かんたんふんわりオムレツ」を作ることができます。
フライパン要らずで洗い物が少なく済むので、忙しい朝でも作りやすいレシピです。
お弁当おかずに入れるときには、2分の1または4分の1カットにして入れると詰めやすいですよ。
材料(2人分)
- ソーセージ……1本(20g)
- ピーマン……2分の1個
- 冷凍フライドポテト(市販品)……30g
- 卵……1個
- 牛乳……大さじ1
- 塩、こしょう……各少々
作り方(調理時間の目安:5分)
1.ソーセージは小口切りに、ピーマンは7mm角に、フライドポテトは1cm角に切り、「ジップロック® スクリューロック®(300ml)」に入れます。塩、こしょうをし、フタをずらしてのせ、電子レンジ(500W)で約1分加熱します。
2.一度電子レンジから取り出し、材料が熱いうちに牛乳を加えた溶き卵を加えます。再びフタをずらしてのせ、電子レンジで約1分加熱します。
3.フォークなどをオムレツの周囲に軽く差し込み、「スクリューロック」から出します。
さらに時短に作りたい場合は、ピーマンと冷凍フライドポテトの代わりに、冷凍ミックスベジタブルを使ってもOKです。
その場合は、ソーセージ、ミックスベジタブル、溶き卵、牛乳、塩、こしょうを混ぜ、「ジップロック® スクリューロック®(300ml)」に入れて電子レンジ(500W)で約2分30秒加熱してください。
“つくおきおかず+簡単レシピ”を組み合わせたら、10分でお弁当が完成!
今回は、つくおきおかず「牛肉の生姜煮」と簡単レシピ「かんたんふんわりオムレツ」を組み合わせ、実際にお弁当を作ってみました。
彩り用に、ブロッコリー、サニーレタス、ミニトマトを加えています。
ごはんに黒ごまと梅干しをのせると、白・黒・茶・黄・緑・赤の6色がそろい、彩りのよいお弁当の完成です。
こちらのお弁当を完成するまでにかかった時間は……?
10分43秒(ホカホカごはんを準備しておいた状態です)!
彩りもボリュームも満足できる立派なお弁当は、工夫次第で10分台で作れることがわかりました。
参考までに、10分台で作るための手順をご紹介します。
1.ブロッコリーをゆでる用のお湯をわかします。
2.前日に作って冷蔵保存しておいた「牛肉の生姜煮」をスクリューロックから必要分を取り出し、電子レンジで加熱します。
3.「かんたんふんわりオムレツ」を作ります。
4.3を電子レンジ加熱している間に、ごはんを詰め、ブロッコリーをゆでます。
5.オムレツを食べやすい大きさに切り、おかずを詰めて完成です。
※暑い季節は、生野菜の取り扱いに注意してください。
お弁当づくり15分セオリーを叶えるマル秘テクニック
お弁当づくりを15分以内で済ますための、島本さんのテクニックは「朝作るおかず・朝つめるだけおかずに分ける」ということ。
ストックしておく“つくおきおかず”はつめるだけなので5分弱で準備OK! 残り10分は、卵焼きなどのおかずを作る時間にまわします。
時間に余裕のあるときに、つくおきおかず作っておくだけで、いつもよりも余裕のある朝を迎えられるようになるかもしれません。
おすすめレシピとテクニックを教えてくれたのは
〇島本美由紀さん
料理研究家・ラク家事アドバイザー
旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、手軽に作れるおいしい料理
レシピを考案。
家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」、エコの観点から食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品ロス削減アドバイザー」「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」としても活動中。
テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍し、著書は70冊を超える。
お弁当づくりを継続するための秘訣は、肩に力を入れないこと。つくおきおかずに頼って、ラクにおいしいお弁当を楽しんでくださいね。