収納場所を考えるときは、Doに着目すると失敗しない
ものの収納場所を決めるとき、どんなふうに考えていますか。例えば文房具は文房具だけをまとめて収納するなど、似たようなアイテムを一箇所にまとめることが多いと思います。でも実は、それは散らかりやすい部屋に繋がってしまいます。
私がおすすめするのは“Do”に着目することです。ここでいう“Do”というのは、行動すること。「何を行うときに使うものなのか」を考えると、カチッとはまる収納が作れます。
特にその傾向が強いのが本です。たとえば家の中に大きな本棚があったとして、そこにすべての本を集約する。実はこの方法だと、眠ったままの本が何冊も出てきてしまうかもしれません。本の収納場所については、このように考えていくとかんたんです。詳しくご紹介します。
1. 料理をするときに使う料理本は、キッチン周りに
レシピ本や、料理にまつわるエッセイといった書籍。これらの最適な収納場所は、実はキッチンです。食器棚やパントリーの一角、あるいは吊戸棚など、どこでもいいので、キッチンやダイニングのあたりに収納場所を作りましょう。
こうすることで、料理中にすぐに手に取れるようになります。
2. 子どもの図鑑や辞書、勉強用の本はリビングまたは子ども部屋に
子どもの勉強に関する本は、リビングまたは子ども部屋に置きましょう。どちらに置くかを決めるポイントは、子どもがどこで勉強しているかです。また、子どもが小さいうちは、リビングに置いておくと、声かけして宿題や勉強につなげやすいと思います。
なお、図鑑はリビングやダイニングといった共有スペースにあると、知りたいと思ったことを一緒にすぐに調べられたり、子ども自身が出してきて読んだりできます。
3. テレワーク中の人は、仕事場所に仕事の本を
コロナの影響で働き方も変わってきましたね。テレワーク中の方は、仕事をする場所に、仕事関連の本をまとめておくのがおすすめです。リビングや書庫のような場所に置いておくと、どうしても作業中に取りに行ったり、終わったあとに戻しに行ったりする手間が生まれます。
逆に、リビングやダイニングといった共有スペースで仕事をする場合は、必要な本の量に合わせた持ち運びできる箱を用意するといいですよ。必要な資料が少ない場合はファイルボックスで十分。
100円ショップなどでも入手できます。資料や本がたくさんある場合は「バンカーズボックス」のような箱物がおすすめです。