麦茶は傷みやすい飲み物
麦茶の原料はでんぷん質の多い大麦です。そのため傷みやすい飲み物なんです。
麦茶と言えば、誰でも作れるイメージですが、保存は冷蔵が基本だったり、さらにパックは入れっぱなしにしてはNGなど意外と知らないことも多いのでは? 正しい麦茶の作り方をおさらいしておきましょう!
料理家直伝!美味しい麦茶の作り方
水出しの場合
表示に従って、抽出時間が終わったら麦茶パックを取り出して冷蔵庫で保存します。
この際、夏場は水道の水温も高めなので、氷を一緒に入れておくとgood!
ちなみに、単純な水出しよりもオススメなのが、少量をお湯で抽出して2~3分おき、氷で急冷してそのあとは水出しと同様にする方法です。お茶の香ばしさは、高温での抽出で引き出されると言われていて、より香ばしく、香りよく仕上がりますよ!
煮出しの場合
表示に従って煮出し(主に3~5分)、30分程度そのままおいて粗熱をとります。(麦茶パックを取り出す時間の記載がある場合はそれにしたがって取り出してください)
その後は保存容器にうつし、30分程度容器の底を氷水にあてて冷やします。必ず麦茶のパックを取り出して冷蔵庫に保存してくださいね。
昔ながらの香りやうまみ、香ばしさが味わえる丸粒麦茶は煮出したほうが美味しいので、こだわっている方はこちらの作り方がおすすめです。
大量に麦茶ができても冷蔵庫に入れられない……賢い保存方法
煮出しの場合は大量にできた麦茶をやかんのまま冷まそうとすると、冷めるまでにかなり時間がかかってしまいます。やかんに入れた状態で粗熱がとれたら、そのあとは保存容器に移し替えて冷やすことがポイントです。一時間程度でパックを取り出し冷蔵庫に保存するようにしましょう。
また、しっかり冷やさずに冷蔵庫に入れてしまうと、なかなか麦茶が冷えず、まわりの庫内温度も上がってしまうため、冷蔵庫に入れたほかの食品も傷みやすくなってしまうので注意が必要です。麦茶は氷水にあててしっかり冷やしてから保存するようにしましょう。
冷蔵庫での保存期間のオススメは当日中に飲み切ることです。しかし、常温で放置せずにしっかり冷蔵庫にしまったものに関しては1~2日保存可能ですよ。ただし、庫内温度など様々な状況によるので、飲む前に変なにおいがしないか確認すると良いですよ!
大量に作った麦茶の保存に悩む声もよく聞く話です。大きな保存容器も冷蔵庫のスペースもない……という方におすすめの方法があります。
より安全で省スペース、余らせず食品ロスも防げる麦茶の冷蔵保存方法、それは「濃縮還元ジュース」と似たような方法です。
煮出すお湯の量をいつもの三分の一程度に減らして、濃い抽出液をつくり、飲むときに冷水を足してうすめる方法であれば、麦茶の保存容器も小さめで良く、冷蔵庫のスペースも問題なしのはず!
水筒に入れる時は「麦茶氷」が役立つ
水筒に入れて持っていくときなどは製氷皿で麦茶氷にしておけば便利です。
例えば外出の際は、マイボトルに水と麦茶氷を入れておくだけで、冷たい麦茶が完成!
麦茶氷は日持ちもするので、いざと言うとき用に作っておくと「お茶がない!」と言って慌てずに済みます。
作っておくと安心ですよ!