さとうきびはどこで手に入れる?
さとうきびはイネ科サトウキビ属の植物で、砂糖の原料になるのは固い皮に覆われた「茎」の部分。繊維状になっていて、この繊維いっぱいに染みている甘い汁が砂糖の成分「ショ糖」です。
さとうきびがとれるのは、日本では沖縄などの温暖な地域です。沖縄の観光施設ではお土産用のさとうきびが手に入りますが、一番手軽なのはネット通販です。真空パックされた生のさとうきびが手軽に購入できます。
1.さとうきびを細かくしよう
1.さとうきびを軽く水で洗い、水気をよく吹いたら、なたなど頑丈な包丁で皮を削ぎます。
刃を皮にあてて、さとうきびごと上からまな板にトントンと軽く叩きつけながら、刃を入れていくと比較的うまく皮が削げます。包丁を使う場合は、刃先で作業すると刃が欠けてしまうので、刃元を使うようにしましょう。
ケガには充分注意!
2.皮を削いだ要領で、細く割っていきましょう。
中身は比較的に柔らかいので皮よりスムーズに刃を入れることができます。このあとの工程のためになるべく細く割くのがポイント。
3.細くした繊維を垂直にみじん切りしていきましょう。
この作業、簡単そうに見えて、少し大変! 少量ずつまとめて切って効率よく進めましょう。このあとの工程のために、なるべく小さく細かく切っておくのがポイントです。
4.フードプロセッサーやミキサーでさらに細かくします。
一気にミキサーを回しても刃がボロボロになるため、少量ずつ投入し、小刻みにミキサーの刃を回しましょう。ある程度細かくなったら、一気にミキサーを回すと、刃の負担も少なく確実に粉砕することができます。
このような状態にしましょう。
2.汁を絞ろう
1.果汁絞り器、またはさらしなどを使って、さとうきびの汁を絞っていきます。
さらしを使う場合は、さとうきびをさらしの中に入れて包み、手作業で絞っていきましょう。
果汁絞り器でも大変ですが、さらしで行なうとこの作業はかなり大変な力仕事!
さとうきび1200g から約250g の汁が搾り取ることができ、最後はガチガチの繊維だけが残ります。
2.さらしで濾して、不純物や繊維カスを取り除きます。
工場などで砂糖を作る場合、絞り汁に石灰乳というものを加えて加熱します。すると不純物が沈殿していくので、絞り汁の上澄みだけを使って砂糖を作っています。自家製の砂糖の場合は、シンプルにさらしなどで濾すだけでも充分です。
↑このように意外と繊維などが絞り汁に紛れ込んでいます。