「うちは食費が高い」と感じる時に今すぐ確認すべき【4つのポイント】4人家族の食費の平均はいくら?

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 「うちは食費が高い」と感じる時に今すぐ確認すべき【4つのポイント】

2021.08.12

「大人2人に子ども2人の4人家族の食費はいくらが普通なんだろう」と疑問に思っている人もいるかもしれません。ここでは4人家族の食費について、家計のプロが解説します。わが家の食費は妥当なのか知りたいという人はぜひ参考にしてみてください。

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4人家族の食費はいくら?

食費出典:www.photo-ac.com

はじめに、4人家族の食費の平均を見てみましょう。

総務省統計局の2020年の「家計調査(世帯人員別)」によると、4人家族の食費の平均は、1ヶ月87,071円です。

2019年の同調査では83,799円、2018年では82,406円でしたから、最近は年々上昇の傾向が見られます。物価の上昇や、新型コロナウイルスなどの影響もあるのかもしれません。

なお、この調査結果には、外食や給食費が13,310円(うち学校給食1,893円)含まれているので、世帯によっては、外食や給食費を外して「4人家族の食費」を考えましょう。

参考までに、2020年の4人家族の食費の外食や給食費の除いた食費を計算すると、73,761円になります。

4人家族の収入階級別(年間収入五分位階級,住居の所有関係別)の食費の平均も合わせて確認してみましょう。

年間収入五分位階級とは、世帯を年間収入の低い方から順番に並べ,それを調整集計世帯数の上で5等分して五つのグループを作った場合の各グループのことで,年間収入の低い方から1,2,3,4,5と別れています。

第1階級(年間収入410万円) 食費平均 66,926円(うち学校給食を含む外食9,476円)
第2階級(年間収入548万円) 食費平均 77,463円(うち学校給食を含む外食12,259円)
第3階級(年間収入670万円) 食費平均 83,463円(うち学校給食を含む外食14,628円)
第4階級(年間収入811万円) 食費平均 88,132円(うち学校給食を含む外食12,989円)
第5階級(年間収入1,219万円)  食費平均 107,470円(うち学校給食を含む外食17,804円)

これを見るとわかるように、年間収入が高くなるほど、食費の平均も上がっています。

その他、世帯構成や、世帯主の年齢や、地域など、統計の基準が変わると、平均額も異なります。参考にしたい統計をもとに、食費の平均を確認するとよいでしょう。

出典:総務省統計局「家計調査」2020年

4人家族の食費について考えてみよう

食費出典:www.photo-ac.com

4人家族の食費の平均は上記の通りですが、大人2人、子ども2人の4人家族であると想定した場合、子どもの年齢によっても食費の平均は異なります。

同じ子ども2人の世帯であっても、赤ちゃんが2人の世帯と、大学生が2人の世帯では食事量が異なるのは当然です。

平均額はあくまで平均として参考にし、子どもの年齢などを考慮して、わが家の食費の平均を算出することが大切です。

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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