なぜ、あなたの部屋・家は散らかっているのか?
片付かない部屋・家のほとんどの原因は「ものが多い」こと。
床やテーブルの上に、常時ものが散らかっているなら、危険サインです。ものが多いと、片付かないだけでなく、掃除もしにくいため不衛生になりがちです。また、ものの行方がわからないから必要になるたびに買い足して、さらにものが増えるといった悪循環を引き起こします。
ここで、あなたならどうやって片づけを始めますか?
普段から、整理整頓が習慣になっている人であれば、「不要な物を捨てる」という行動に出ます。ですが、片付けが苦手な人は、収納量を増やす便利グッズを増やしたり、すき間を見つけてものを詰め込みがちです。
片付けるためには、まず最初に「ものを減らす」しかないのですが、残念ながらそれができない人が多いようです。
では、どうやってものを減らせばいいのでしょうか?
これであなたも捨てられる、ものを減らす3つのルール!
捨てないといけないのはわかっているけど、「大事なものが多くて、なかなか捨てられない」というのが、片付けられない人の本音です。だから、なかなかものが捨てられません!
でも、片付ける=大事なものを捨てる、ということではないんです。
愛着のあるものに囲まれているのが幸せ、という場合は無理に手放さなくてもかまわないんです。ただ、あまり自分の幸せに関与しないもので、家の中が溢れている場合には「整理」をしないと、快適な空間は手に入りません。
また、ものが大量にあるせいで、家族が悲しい思いをしたり、日常的に危険にさらされている場合は、早急に「整理」をする必要があります。
そこで、誰もがストレスなくものを捨てられる3つのルールを紹介します!
ルール1:部屋を撮影して、問題を「見える化」
散らかった状態が日常になると、違和感を感じられなくなり、それが普通になってしまいます。そこで、ありのままの室内を撮影し、その状況を客観視しましょう。取捨選択の見極めや、収納の過不足など、現時点の課題を把握しやすくなります。
ルール2:収納内のものは一度、全部出す
まず片付けたい場所にあるものを全部出して、スペースや収納を空っぽにします。そして、いるものだけを選別し、ゼロから使いやすい配置を考え直しましょう。
ルール3:「心が動くもの」だけを残し、それ以外は処分!
取捨選択の判断は、手にしたとき「心が動くがどうか」が目安。とくに感慨がわかず、一年以上出番がないものは、処分してもほぼ困りません。
このとき、自分以外のものは、その所有者に処分の判断をまかせてください。勝手に捨ててしまうのはNG! また、すぐに処分を決められないものは、一旦「保留」にして、後日時間をかけて判断してもよいでしょう。
アイテム別に、ものを減らすコツがあります!
「ものを減らす3つのルール」でも、まだものが捨てられないという人のために、ご提案。長年、家事代行サービスをしてきたベアーズさんだからわかった、誰でもトライしやすい「アイテム別の減らし方」の一部をご紹介します。
捨てるのが苦手は人は、まずここから取り組んでみましょう。
1.レジ袋・紙袋
増えてしまいやすい袋物ですが「レジ袋」は5枚。紙袋は10枚あれば十分。それ以上は、処分してしまいましょう!
2.家電の取扱説明書
ほとんどのメーカーはHPに取扱説明書を掲載しているので、家にある紙の説明書は処分しても問題ありません。
3.布団などの寝具
家族の分だけあれば十分。来客時の寝具は、管理するスペースと手間を考えれば、レンタルするのが便利で快適です。
4.イベントアイテム
子どもが小さいうちはクリスマスなど張り切って大きなものを購入しがち。でもテーブルの上におけるミニサイズにすれば、出し入れも手入れも一気にラクに!
5.思い出の品
子どもの描いた絵や旅行先のお土産などは、しばらく鑑賞したら撮影して画像で残し、現物は処分しましょう。
実際に余計なものを捨ててみると、部屋はもちろん、心もスッキリしませんでしたか? 片付けは一気にやろうとすると失敗しがち。なので、普段から「ものを減らす」視点を持って生活することをおすすめします。
今回教えてくれたのは……家事代行サービス ベアーズ
「がんばる女性を応援したい」という思いで、1999年に誕生した、日本初の家事代行・育児サービス会社。長年の経験を生かし、実際に現場で使っている技術などをまとめた、令和の家事バイブル「「暮らしが本当にラクになる!ベアーズ式家事事典」(アスコム)」を監修し、話題に。