がんばって片付けてもすぐに散らかってしまうのは「残念な収納」になっているせいかもしれません。自宅の収納方法が当てはまっていないか、3つのポイントをチェックしてみてください。
〈残念な収納チェックポイント1>探すのに時間がかかる「隠す収納」
家の中にはさまざまな色やデザインのモノがあるので、そのままでは統一感がなく、雑多な雰囲気になりがち。スッキリおしゃれな部屋にするためには、隠してしまうのが一番!
……でも、中身が見えない箱や引き出しに入れると、モノを管理するのがとても難しくなります。どこにしまったかわからなくなり、探すのに時間がかかってしまった経験はないでしょうか?
「見た目」と「散らかりにくさ」を両立するためには、「隠すモノ」と「隠さないモノ」をわけることが大切です。毎日使うモノはしまい込まずに、すぐ手に取れてすぐ戻せる場所に置きましょう。
ときどきしか使わないモノは、ケースの中に入れて目隠し。半透明のケースはうっすら中身が見えるので、白いケースよりモノの管理がしやすくなります。白い収納ボックスを使う場合は、浅型のモノを選ぶと上から中身が見えるのでわかりやすくておすすめです。引き出さずに上から出し入れできます。
収納ボックスや引き出しにモノを収納するときには、グループ分けの仕方も重要。種類ごとに分けるのが基本ですが、いつもセットで使うモノはまとめて収納したほうが、出し入れが一度で済むのでラクです。
〈残念な収納チェックポイント2〉下の方に入っているモノが取りづらい「重ねる収納」
重ねて置くと下の方に入っているモノは取り出しにくいし、存在を忘れてしまいがち。ないと思って新しいのを買ったら、あとで出てきた……なんてことも起こりやすくなります。上からどんどん重ねて入れていくのは、やめましょう。
モノを立てて収納すると、上から見てどこに何があるのかがわかりやすいです。上のモノをどかさなくていいので、取り出すのもラクちん。自立しにくいモノには、ブックエンドや仕切りが使えます。棚の中は、コの字ラックやハンギングラックを設置するのがおすすめ。下に置いたモノもラクに取り出せます。
フタ付きボックスを重ねて収納する方法は、使用頻度の高いモノの収納には向きません。上にあるモノをどかしてフタを開け、モノを取てまた戻して……という動作はマメな性格の方でないと続けるのが難しいです。こういうときにもコの字ラックをうまく使うと、片付けの難易度を下げられます。