モノを減らすとき「捨てるモノと残すモノ」の判断のコツ
人は誰でも、「持っているモノを失うことが怖い」と思う気持ちや、「自分の持っているモノに価値がある」と錯覚することがあるのだそうです。
これを乗り越えるために、捨てるモノと残すモノの判断のコツをご紹介します。
〈捨てるモノと残すモノの判断のコツ〉1:一旦出して判断する
いつも目にしているモノは、ちゃんと使っているように錯覚してしまうことがあります。
モノを減らすときは、一旦モノをすべて収納から出してから、必要・不要の判断をすることが大切です。
この状態で「使っているモノ」と「使っていないモノ」に分け、使っているモノだけをもとに戻すというのが片付けの基本です。
〈捨てるモノと残すモノの判断のコツ〉2:使っているか、好きかどうかで判断する
モノを分けるときには「使えるかどうか」ではなく「使っているかどうか」という事実で判断します。わたしは、悩んだときには「好きかどうか」という気持ちも大切にしています。
好きで使っているモノ ⇒ もちろん残す
好きじゃないし使ってもいないモノ ⇒ 迷わず処分
好きじゃないけれど使っているモノ ⇒ 捨てると不便になるので残す
問題は「好きだけれど使っていないモノ」ですが、これは「とりあえずBOX」に一旦まとめるようにしています。
〈捨てるモノと残すモノの判断のコツ〉3:とりあえずBOXにまとめる
「使っていないけれど気に入っているモノ」、「思い出があって捨てるのに抵抗があるモノ」は、「とりあえずBOX」と名付けたダンボールに入れ、物置きなどに一時的に保管しておきます。ただし、そのまま放置せず1年単位での見直しが必要です。
わが家の場合は、年末の大掃除のときに空けて中身を確認します。1年使わなかったモノは今後も使う可能性は低いので、再度処分を検討します。1年おくことで、不思議と抵抗なく捨てられるようになるケースも多いものです。
〈捨てるモノと残すモノの判断のコツ〉4:狭い場所、モノが少ない場所から始める
キッチンやリビングなど部屋全体の片付けから始めると、モノが多く時間がかかるので、途中で挫折しがちです。片付けが苦手な方は「引き出しひとつ」、「棚1段」など狭い場所からモノを減らすことを始めましょう。
洗面所やトイレなどは比較的狭く、モノの量も少なめなのでいいと思います。
はじめは「短時間でちょっとだけ」からスタートして、一カ所ずつ進めていき、日数をかけて部屋全体のモノを減らすと、途中で挫折することなく部屋の片付けができるはずです。
教えてくれたのは……Samiaさん
整理収納アドバイザー1級。家事をラクにするための収納アイデアを発信。
YouTubeチャンネル名:Samia片付け収納チャンネル
Instagramアカウント名:samia.housework
※2020年5月時点での情報を基に記事を作成しています。店舗の地域やタイミングなどによっては現時点で販売していない可能性もございます。