なぜストレスを溜めてはいけないの?
「ストレスを溜めるとよくない」ということはみなさんよく耳にするかと思います。
でも、実際にストレスを溜めるとどんなことが起きてしまうのかをご存じでしょうか? メンタルケアカウンセラーの資格を持つ筆者がご説明いたします。
そもそも「ストレス」というのは、外部から刺激を受けた際の緊張状態のことを言います。一言に「ストレス」と言ってもさまざまな要因があり、人によって何がストレスに感じるのかは変わってきます。
人間関係がうまくいかない、仕事や育児などが忙しい、騒音や天候、不安や悩みなどなど……ストレッサーと呼ばれるストレスの要因は、誰にでも身近に潜んでいるのです。
「ストレスで胃が痛い」などという台詞を聞いたことのある方も多いと思いますが、実際にストレスを溜めたままにしておくと何らかの形で身体に現れる場合もあります。
ストレスとよく結びつけられる病気のひとつに「うつ病」がありますが、ストレスからくる病気は他にもたくさんあります。
実際に、筆者は現在ストレスからくる睡眠障害に悩まされており心療内科に通院中です。ペットロスカウンセラーという仕事柄、ストレスを溜めないようにと人一倍気をつけていたつもりだったのですが……。
さらに夫もストレスが原因の身体表現性障害と診断を受けていて、1ヶ月間休職したこともありました。
「夫婦揃って心療内科に通うなんて……」と夫は苦笑いしていましたが、文字通りのストレス社会ですから誰がいつ心の中のバケツがストレスでいっぱいになるかなんてわかりません。
みんなのストレス解消方法
では、ストレスを溜めないためにはどんなことをしたらいいのでしょうか? ストレスの要因が人それぞれであるように、ストレス解消の方法も人それぞれ。
saita読者100人に聞いた、ストレス解消方法をいくつか抜粋してご紹介します。
おいしいものを食べる
『甘いものを食べる』
『一人ランチの時にお寿司!(ちょっと上等のもの)』
『カフェに行く』
おいしいものの中でも特に「甘いものを食べる」という答えが多く聞かれました。筆者もストレスが溜まると食に走るタイプのでとてもよくわかります(笑)。
そして、私もそうなのですが「お酒を飲む」という答えもちらほら。しかし、お酒は依存性があるので注意も必要。
何ごともほどほどに楽しみましょう!
運動をする
『ピラティスやヨガ』
『腹筋をひたすらする』
『ゆっくりとした速度の「散歩」ではなく、 敢えて速めな速度で歩く「ウォーキング」をして発散をしています。 「歩くこと」だけを目的に、広めの公園などを一心不乱に歩くだけで、いつの間にかモヤモヤした気持ちもスッキリ!』
運動をして気分をスッキリさせるという声も多く、中でもピラティスやヨガなどのゆったりとした運動が人気のようです。ヨガは瞑想なども行うため、ストレスが溜まった心と向き合うにはぴったりなのかもしれませんね。
筆者は筋トレが趣味なのですが、ストレスを感じているときにはいつもよりも強度を上げて汗と共にストレスを体の外に出すイメージでトレーニングをしています。
いい香りでリラックスする
『アロマやお香を炊いてヨガをする』
『アロマなど香りを楽しむ』
良い香りを嗅いでいると心が落ち着きますよね。
好きな香りは人それぞれ違うかもしれませんが、ラベンダーやオレンジの香りはリラックス効果が高いとも言われています。
筆者は先ほど書いたように睡眠障害で悩んでいるので、最近は夜眠る時に少しでも質の良い睡眠がとれるように、ラベンダーの香りのするスリープバームを使うようにしています。
動物を飼っている場合には使用してはいけない種類のアロマもありますので、使用前に必ず調べるようにしましょう。
無理せずにストレス社会を生き抜こう!
何をストレスに感じるかは人それぞれなので、自分を守れるのは自分だけと言っても過言ではありません。
先ほど、ストレス解消のために読者のみなさんがしていることをご紹介しましたが、大切なのはそれをやっていて自分が楽しくリラックスした気持ちになれるかどうかだと私は思います。
今回ご紹介したのはあくまでも一例であって、この記事を読んでくださっているみなさんに当てはまるかどうかはわかりません。
少しでもストレスを感じた時には、無理をせずに自分が心から「楽しい」と思えることをして、心を解放してみましょう!
ストレスをうまく発散できないという場合も、ひとりで抱え込むのではなくて周りの人や専門家に打ち明けてみるのも良いと思います。
簡単にストレスチェックができるサイトもありますので、日頃から自分の心と向き合うようにして、ストレスが心の中で溢れ出してしまう前にケアしてくださいね。