また冷蔵庫にあるもの買っちゃった…。ノープランでもかぶらない!野菜の「賢い買い方」

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 また冷蔵庫にあるもの買っちゃった…。ノープランでもかぶらない!野菜の「賢い買い方」

2022.01.03

冷蔵庫の在庫を確認せずにスーパーに行き、まだ冷蔵庫にある野菜を買ってしまったことはありませんか? 忙しい日々の中では、毎回冷蔵庫の食材を確認したり、メモしたりすることは難しいもの。そんなときは、野菜の買い方を決めておくと便利です。「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんに、賢い野菜の買い方について教えてもらいました。

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ノープラン買い出しでも、リレー方式を取り入れると迷わない。

仕事、家事、育児と慌ただしい毎日では、どうしても雑務が後回しになってしまいます。たとえば、冷蔵庫の在庫を確認すること、買いものメモを作ることなど……。

かといって、そうした雑務をしないままノープランでスーパーに来ると、冷蔵庫にあるのと同じものを買ってしまったり、逆に不足があったりしますよね。

そこでおすすめしたいのが、野菜はリレー方式で買うこと
ノープランで買いものに来ても、迷わず野菜を選べるようになり、買いものが早く終わりますよ。
 

リレー方式は、似た野菜をバトンをつなぐように交互に買う方法

リレー方式

リレー方式は、その名の通り、バトンをつなぐように買いものをしていく方法。

似た野菜同士をチームにして、買いもののタイミングごとに選んで買っていきます。すると、メモがなくても「前回はあれを買ったから、今週はこれだ!」と思い出しやすくなります。

しかも、似た野菜同士というのは、同じような調理法が可能です。だから、レパートリーを増やさなくても代用食材にできるため、たくさんのレシピを覚えたり調べたりしなくても調理できます。

リレー方式で大切なことは、サイクルです。1週間サイクルではなく、買いもの1回を1周目とします。

毎回買う“スタメンチーム”をつくろう

スタメンチーム

まずは、毎回買うスタメンチームを作っておきましょう。スタメンチームは、リレーチームから外しておきます。

わが家では、週2回の買い出しをしています。そのとき、「トマト、きゅうり、にんじん」は毎回買うことにしています。

これが決まっているだけでも、毎回の買いものがぐっと楽になりますよ。

似た野菜で“リレーチーム”をつくろう!

リレーチーム

まず、リレー方式の要となる“似た野菜”でチームを作ることについてご説明します。
必ずこれと同じようにする必要はありませんので、使いやすいようにアレンジを加えてください。

チーム例を紹介!

【青菜チーム】

青菜出典:stock.adobe.com

青菜類です。おひたしや炒めもの、スープなどに使うものが多いチームにします。

例:ほうれんそう、小松菜、春菊、水菜、まな

【炒めものチーム】

炒めもの出典:stock.adobe.com

どちらかというと炒めものに使うことが多いチームです。

例:パプリカ、ピーマン、なす、ズッキーニ

【淡色野菜チーム】

淡色野菜出典:stock.adobe.com

淡色野菜の似た2種類のチームです。

例:キャベツ、白菜

【洋風チーム】

洋風出典:stock.adobe.com

どちらかというと洋風料理に使うことが多いチームです。

例:ブロッコリー、カリフラワー、アボカド、アスパラガス

【ほっくり野菜チーム】

ホックリ野菜出典:stock.adobe.com

ほっくりした食感の野菜チームです。

例:じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、里芋

【根菜チーム】

根菜出典:stock.adobe.com

例:ごぼう、れんこん、大根、にんじん、玉ねぎ

【生野菜チーム】

サラダ野菜出典:stock.adobe.com

サラダに使うことの多いチームです。

例:トマト、ミニトマト、レタス、ベビーリーフ、サラダほうれんそう、貝割れ菜、ブロッコリースプラウト、きゅうり

【きのこチーム】

きのこ出典:stock.adobe.com

きのこのチームです。

例:えのき、舞茸、しめじ、しいたけ、エリンギ、マッシュルーム

リレー方式の実例を紹介します!

家族の人数や自炊頻度にもよりますが、たとえばこんなふうに考えてみてください。

この実例は、週2回の買い出しを想定しています。
毎日少しずつ買う人は、週2回“野菜購入日”を決めると取りかかりやすいです。

週1まとめ買いの人は、各チームから買う量を1、2種類増やしても良いと思います。さらに、次の買いもの日近くに使うものは、傷まないように冷凍したり、生野菜を買わずに冷凍野菜を買うなどの工夫もおすすめ。

買い物出典:stock.adobe.com

1周目:

  • スタメンチーム→トマト、もやし
  • 青菜チーム→ほうれんそう
  • 炒めものチーム→パプリカ、ズッキーニ
  • 淡色野菜チーム→白菜
  • 洋風チーム→ブロッコリー
  • ほっくり野菜チーム→かぼちゃ
  • きのこチーム→えのき、舞茸
  • 生野菜チーム→きゅうり

2周目:

  • スタメンチーム→トマト、もやし
  • 青菜チーム→小松菜
  • 炒めものチーム→ピーマン、なす
  • 淡色野菜チーム→キャベツ
  • 洋風チーム→アスパラガス
  • ほっくり野菜チーム→じゃがいも
  • きのこチーム→しいたけ、しめじ
  • 生野菜チーム→ベビーリーフ

肉じゃがを作るときは「じゃがいも」が必要だけど、リレーの順番でいうと今回は「さつまいも」。こんなときは、2パターンの解決策があります。

パターン1. 次サイクルをさつまいもにする
パターン2. 今回はじゃがいもとさつまいもの両方を買う

このようにやりやすい方を選んでください。

野菜には、似た用途で使う“チーム”にわけることができますよね。それらをまとめて把握しておくと、ノープラン買い出しでも迷いにくくなりますよ。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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