洗濯物の片づけを邪魔しているのは、実は些細なむだ時間
洗濯物の片づけに時間を取られていませんか。
洗濯と一言でいうと簡単そうですが、実際にはたくさん手順のある家事です。
洗った洗濯物を干す。乾いたら畳んだりもとの場所に戻したりする。
乾燥機を使う場合も、取り出して畳み、戻す作業は必要です。
でも、作業のたびに手を止めたり、考えたりする「むだ時間」をなくせば、洗濯にかかる時間はもっと短くなるんですよ。
収納場所別に仕分けする「なかまわけ」
洗濯物を干すときや、乾燥機にかけたものを取り出すときに、「なかまわけ」をすると、今よりずっと早く終わるようになります。
「なかまわけ」とは、衣類を「収納場所別」に仕分けすることを指します。
もちろん、乾いたものを取り込んで、上から順番に畳んでも問題はありません。
でもその場合は、畳みながら「これは1階」「これは……子ども部屋」というように、頭の中で瞬間的に仕分けする必要がありますよね。
畳むだけでも大変なのに、戻す場所を一つ一つ考えていると時間がかかってしまいます。
そこでおすすめしたいのが「干す直前のタイミング」または「乾燥機から取り出すタイミング」でのなかまわけなのです。
なかまわけすると悩む時間がなくなる
なかまわけをしてから干すと、片づけるときに悩む時間がなくなります。
たとえばタオルを5枚連続で畳むのと、タオル→くつした→トップス→ボトムス→ハンカチ……というように目についた順番に畳むのとでは、同じ5枚でもかかる時間は変わってきます。それは、畳み方が違うからです。
だからこそ、畳む作業をする前に、なかまわけされた状態にしておくと便利なのです。
さらに「なかまわけ」をすると、すきま時間で「ちょっとだけ」片づけが可能になります。
場所別にまとまっているから「外出着だけ」「パジャマだけ」「くつしただけ」畳む・戻すということが可能になります。
ざっくりと収納場所ごとに分けてから干す
それでは、実際に「なかまわけ」をしてみましょう。
わが家では、下記の6つのなかまわけをしています。
- アイロンがけが必要なものチーム(アイロンがけをしたあとに、各収納場所へ運ぶ)
- パジャマチーム(ハンガーにかけて、洗面所で収納)
- 通園チーム(制服・体操服・ランチョンマット等で、すべて1階へ運ぶ)
- 外出着チーム(2階のウォークインクローゼットに収納)
- 小物チーム(下着やインナーなどは畳んで洗面所へ収納)
- タオルチーム(乾燥機で乾かしたもの。畳んで洗面所へ収納)
干すときには、まんなかに物干しハンガーを持ってきて区切ると、どこからどこまでがチームなのかわかりやすくなりますよ。
濡れたままで洗濯機から取り出した衣類を、干す前になかまわけをしていきます。
分けるときは、適当でもいいので畳んで重ねるのがおすすめ。「畳み出し」というそうで、この作業をしておくとちょっとしたシワならキレイになります。
このようにざっくりと収納場所を分けて、干していきます。
ここでは部屋干しにしていますが、外干しの場合も同じようにしてください。
このまま乾かしたら、チームごとにまとめて畳んでいきます。似た動きをくり返すので、畳む動作自体も早くなり、片づける場所にも迷いません。
洗濯物は、干す前に「なかまわけ」をすると、畳んだり片づけたりするときに時短になります。特に大量の洗濯物だと効果を実感しやすいです。
毎日できなくてもいいけれど、洗濯物が溜まってきたな……というときにはぜひ思い出してみてくださいね。