洗濯物の片づけ時間はもっと短縮できる。干す前にやるべき“たった1つのこと”

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 洗濯物の片づけ時間はもっと短縮できる。干す前にやるべき“たった1つのこと”

2022.06.20

洗濯は干して乾かし、その片づけまでも入れるとやることが多々ありますよね。ある工夫をしてから干せば、洗濯にかかる時間を短縮できる、というのは『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。今回は、洗濯物の片づけ時間を短縮する工夫を教えてもらいました。

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洗濯物の片づけを邪魔しているのは、実は些細なむだ時間

洗濯物出典:stock.adobe.com

洗濯物の片づけに時間を取られていませんか。
洗濯と一言でいうと簡単そうですが、実際にはたくさん手順のある家事です。

洗った洗濯物を干す。乾いたら畳んだりもとの場所に戻したりする。
乾燥機を使う場合も、取り出して畳み、戻す作業は必要です。

でも、作業のたびに手を止めたり、考えたりする「むだ時間」をなくせば、洗濯にかかる時間はもっと短くなるんですよ。

収納場所別に仕分けする「なかまわけ」

洗濯物を干すときや、乾燥機にかけたものを取り出すときに、「なかまわけ」をすると、今よりずっと早く終わるようになります。
「なかまわけ」とは、衣類を「収納場所別」に仕分けすることを指します。

なかまわけ上が「なかまわけ」無しで干したとき、下が「なかまわけ」ありで干したとき。
ざっくりと「戻す場所」ごとにまとまっています。

もちろん、乾いたものを取り込んで、上から順番に畳んでも問題はありません。
でもその場合は、畳みながら「これは1階」「これは……子ども部屋」というように、頭の中で瞬間的に仕分けする必要がありますよね。
畳むだけでも大変なのに、戻す場所を一つ一つ考えていると時間がかかってしまいます。

そこでおすすめしたいのが「干す直前のタイミング」または「乾燥機から取り出すタイミング」でのなかまわけなのです。

なかまわけすると悩む時間がなくなる

なかまわけをしてから干すと、片づけるときに悩む時間がなくなります。

たとえばタオルを5枚連続で畳むのと、タオル→くつした→トップス→ボトムス→ハンカチ……というように目についた順番に畳むのとでは、同じ5枚でもかかる時間は変わってきます。それは、畳み方が違うからです。

だからこそ、畳む作業をする前に、なかまわけされた状態にしておくと便利なのです。

洗濯出典:stock.adobe.com

さらに「なかまわけ」をすると、すきま時間で「ちょっとだけ」片づけが可能になります。
場所別にまとまっているから「外出着だけ」「パジャマだけ」「くつしただけ」畳む・戻すということが可能になります。

ざっくりと収納場所ごとに分けてから干す

それでは、実際に「なかまわけ」をしてみましょう。

なかまわけ

わが家では、下記の6つのなかまわけをしています。

  • アイロンがけが必要なものチーム(アイロンがけをしたあとに、各収納場所へ運ぶ)
  • パジャマチーム(ハンガーにかけて、洗面所で収納)
  • 通園チーム(制服・体操服・ランチョンマット等で、すべて1階へ運ぶ)
  • 外出着チーム(2階のウォークインクローゼットに収納)
  • 小物チーム(下着やインナーなどは畳んで洗面所へ収納)
  • タオルチーム(乾燥機で乾かしたもの。畳んで洗面所へ収納)

干すときには、まんなかに物干しハンガーを持ってきて区切ると、どこからどこまでがチームなのかわかりやすくなりますよ。

なかまわけ

濡れたままで洗濯機から取り出した衣類を、干す前になかまわけをしていきます。
分けるときは、適当でもいいので畳んで重ねるのがおすすめ。「畳み出し」というそうで、この作業をしておくとちょっとしたシワならキレイになります。

このようにざっくりと収納場所を分けて、干していきます。
ここでは部屋干しにしていますが、外干しの場合も同じようにしてください。

このまま乾かしたら、チームごとにまとめて畳んでいきます。似た動きをくり返すので、畳む動作自体も早くなり、片づける場所にも迷いません。

洗濯物は、干す前に「なかまわけ」をすると、畳んだり片づけたりするときに時短になります。特に大量の洗濯物だと効果を実感しやすいです。

毎日できなくてもいいけれど、洗濯物が溜まってきたな……というときにはぜひ思い出してみてくださいね。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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