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洗濯機を長持ちさせる洗い方の正解は、まとめてorこまめに?縦型とドラム式の違いも伝授! #家電マメ知識2

家のこと

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 ドラム式洗濯機

2020.12.20

総合家電エンジニアの本多宏行さんに、知っているとお得な家電の豆知識について教わっています。 今回は、「洗濯機」についてうかがいました。壊れたら困る洗濯機。なるべく寿命を長く保つにはどうしたらいいのでしょうか? コツをお伺いしました。

洗濯機を長持ちさせるには、“まとめ洗い”が正解!

洗濯物出典:www.photo-ac.com

 突然ですが、あなたは洗濯“まとめ洗い”派ですか? それとも“こまめに”洗う派ですか? 洗濯回数が減るからまとめ洗いがラクという考えもあれば、たくさん干すのは大変だからこまめに洗うという考えもありますよね。
 では、「洗濯機を長持ちさせる」ためには、どちらの方法がよいのでしょうか?

おすすめは、洗濯機の容量の7〜8割を目安に“まとめ洗い”することです!」と答えるのは、総合家電エンジニアの本多宏行さん。その理由について、「洗濯機のモーターや駆動部品の寿命は、どれだけ負荷をかけて作動させたかにかかっていると思います。つまり、“大きな負荷を掛けず洗濯機の作動回数を減らす”がポイントでしょう」と話します。

「少量でこまめに洗濯すると、1回分の負荷は減るものの、モーターが作動する回数は増えます。ただ、洗濯回数を減らしたいからと、洗濯槽いっぱいまで詰め込むのは、モーターへの負荷を大きくして故障につながるため、避けたいところです。
 大きな負荷をかけずに洗濯機をまわす回数を減らすなら、洗濯機の容量の7〜8割を目安に“まとめ洗い”するのがいいでしょう」

「縦型」と「ドラム式」。本多さんのおすすめは?

ドラム式洗濯機出典:www.photo-ac.com

 では、洗濯機を選ぶときはどうしたらいいのでしょうか? 家電量販店にはさまざまな洗濯機が並んでいます。大きく分けると「縦型」「ドラム式」の2種類がありますが、それぞれのメリット・デメリットを本多さんに教えてもらいました。

▼「縦型」洗濯機

  • 洗濯脱水層の底部分に据えられている羽(パルセータ)の回転によって「攪拌水流」を作り出し、洗濯物を“もみ洗い”する
  • 空気中のゴミや食べこぼし、ドロなど、外部から衣類に付着する汚れを落とすのが得意

▼「ドラム式」洗濯機

  • ドラムの回転により、洗濯物を持ち上げて落とし、“たたき洗い”する
  • 使用する水の量が縦型よりも極端に少なく、洗剤液が高い濃度を維持するため、皮脂や汗、垢など、からだから付着する汚れを落とすのが得意
  • 縦型に比べると衣類が傷みにくい

 また、洗濯機を選ぶときは、洗濯・脱水の「容量」についても確認するといいそうです。
「一般的に、1日の1人あたりの洗濯物は1.5kgが目安とされています。最低でも1.5kg×家族の人数以上の容量が必要になります。シーツやタオルなどのことも考えると、この数字よりも少し大きめの容量を選ぶと間違いないですよ!」

電気代を抑えて乾燥機能を使うコツとは?

電気代節約出典:www.photo-ac.com

 最近は、乾燥機能を備えた洗濯機も増えています。天気が安定しない日に頼りたくなる便利な機能ですが、気になるのが電気代。節電のコツはあるのでしょうか?

 本多さんは、「2016年4月から電力の小売が自由化されて、新しい電力会社が登場しています。ご自身の生活スタイルに合わせて電力会社を比較すると、電気代を節約するための近道が見つかるかもしれません」と話します。

 また、乾燥機能を使う頻度が高ければ、洗濯機自体を見直すというのもひとつの方法。本多さんによれば、ドラム式洗濯機の“ヒートポンプ方式”にすると、節電効果が期待できるそうです。

洗濯機の乾燥機能は、方式によって電気代が大きく変わります。ヒーターを用いて温風を作るヒーター方式と、ヒートポンプと呼ばれる熱交換器を用いて湿気を含む冷たい空気を除湿して温かく乾いた温風で衣服を乾燥させる、ドラム式ならではのヒートポンプ方式などがありますが、縦型洗濯機のヒーター方式だと、1回の電気代の目安は60円、ドラム式洗濯機のヒートポンプ方式だと、1回の電気代の目安は20円と、大きく価格が異なるでしょう。

ヒートポンプ方式は大幅に消費電量が少なく、そのうえ衣類の傷みや縮みも少ないです。乾燥機能を充実させたいのであれば、ドラム式のヒートポンプ方式が最高位だということは間違いないでしょう」

 洗濯機は、修理のために必要な部品の保有期間を超えていれば買い替えどきと判断しても問題ないとのこと。洗濯機の場合、部品の保有期間は6〜7年が目安だそうです。
「洗濯機やエアコン、冷蔵庫などの “白物家電”は、毎年3〜4月に新商品が発売される傾向があると思います。そのため、毎年2月ごろ旧モデルをセール価格で販売することがあるのではないでしょうか」と本多さん。買い替えを検討する方は、ぜひ参考に!

教えてくれたのは

総合家電エンジニア 本多宏行さん
テックマークジャパン株式会社業務部クレームチームチーフ

大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年に延長保証会社・テックマークジャパンへ入社。一貫して、延長保証の修理精査業務に携わっている。取り扱い製品は、家電全般、住宅設備(給湯器、換気扇、温水洗浄便座等)、パソコン、車など多岐に渡る。多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を保持し、チームを牽引する。

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