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湿度を上げると体感温度がアップする! 上手な加湿器の選び方とケアを伝授!#家電マメ知識5

家のこと

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2021.01.10

肌がカサカサしたり、のどがいがらっぽくなったりするこの時期は、加湿器の出番! インフルエンザのウイルスは高湿度に弱いといわれているので、感染症予防のためにもこの冬はぜひうまく使いたいもの。 ただ、いざ選ぼうとすると種類が豊富で、どれを選べばいいのか悩みがち。 そこで、今回は総合家電エンジニアの本多宏行さんに、加湿器の選び方とケアについて教えてもらいます。

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連載:長く大切に使いたい!家電のマメ知識

湿度を上げると、じつは体感温度もアップ!

部屋の湿度出典:www.photo-ac.com

 最適な部屋の湿度はどれくらいか、ご存知ですか?
 東京都福祉保健局が平成28年度に発表した『健康・快適居住環境の指針』によると、40〜60%がひとつの目安。湿度が低いと、静電気が発生しやすくなったり、のどが乾燥しやすくなったりします。

「湿度40%を下まわるようなら、加湿器の使用を検討してみては?」と話すのは、総合家電エンジニアの本多宏行さん。本多さんによれば、加湿器を使うメリットは、湿度を上げること以外にもあるのだそうです。

湿度が上がるとからだの熱が奪われにくくなるので、体感温度が上がります。この効果を利用して、加湿器とエアコンを併用するのがおすすめです。エアコンの設定温度をわずかでも下げることができれば、節電効果が期待できますよ!

総合家電エンジニアが伝授!加湿器の選び方

加湿器出典:www.photo-ac.com

 いざ加湿器を探し始めると、その種類の多さに驚かされます。どのようなタイプがあり、どんなふうに選んだらよいのでしょうか。加湿方式からみたそれぞれの特徴を、本多さんに教えてもらいました。

気化方式

・水分を含ませたフィルターに風を当てて湿気を発生させる。
・加湿能力はそれほど高くないが、消費電力は非常に少ないのが特徴。

蒸気方式

・ヒーターで水分を温めて発生した蒸気で加湿する。蒸気は高温なので、注意が必要。
・ヒーターで加熱するので、加湿器のなかでは消費電力が大きい。

超音波方式

・水を溜めた容器に超音波の振動を加え、霧状となった水分を利用して加湿する。
・ヒーターなどの熱を使わないので、必要とする電気は非常に少ない。
・静音性に優れたものが多く、寝室で使うときにおすすめ。
・霧状となった水分で結露しやすい。

ポイントは、「加湿方式によって必要とする電力量が変わること」と本多さん。上記の他にも、それぞれの方式を組み合わせた“ハイブリッド方式”もあるそうですが、ヒーターを熱源とするタイプは消費電力が大きいので、節電をめざすなら、気化方式や超音波方式がおすすめだそうです。

加湿器の水は使うたびに取り替えよう

加湿器出典:www.photo-ac.com最近は、空気清浄機能も兼ね備えた加湿器が増えている。

「家族やペットが多くの時間を過ごすリビングなら、空気清浄機能を搭載した加湿器があると安心かもしれませんね。夏場は加湿機能をOFFにして、空気清浄機能だけをONにすれば1年中使えます。
 また、オフィスでご自身のデスクに置くなら、小型の卓上タイプがおすすめ。好みのデザインを選べば、疲れたときに潤いと癒しを与えてくくれます」

 注意したいのが、加湿器で使う「水」。必ず水道水を使い、面倒でも使うたびに取り替えるようにしましょう。
「水道水は塩素処理されているため雑菌が繁殖しにくいのですが、浄水器の水やミネラルウォーター、井戸水はカビや雑菌が大量に繁殖する原因となる可能性があります」
「取扱説明書にも記載されていますが、水を入れたまま放置することは御法度です。使い終わったら必ず水を捨てて、水を入れる容器は自然乾燥させましょう。本体側の濡れているところもしっかり拭いておくと間違いありません」

 また、アロマオイルの使用は対応機器のみOK。取扱説明書に使用NGと記載しているものは、アロマオイルを使用して故障しても保証の対象外となるので注意が必要です。

 しっとり&ポカポカを叶えてくれる加湿器を上手に使って、乾燥する季節も快適に過ごしましょう!

教えてくれたのは

総合家電エンジニア 本多宏行さん
テックマークジャパン株式会社業務部クレームチームチーフ
大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年に延長保証会社・テックマークジャパンへ入社。一貫して、延長保証の修理精査業務に携わっている。取り扱い製品は、家電全般、住宅設備(給湯器、換気扇、温水洗浄便座等)、パソコン、車など多岐に渡る。多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を保持し、チームを牽引する。

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saita編集部

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教えてくれた人

総合家電エンジニア 本多宏行

総合家電エンジニア 本多宏行

大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年に延長保証会社・テックマークジャパンへ入社。一貫して、延長保証の修理精査業務に携わっている。取り扱い製品は、家電全般、住宅設備(給湯器、換気扇、温水洗浄便座等)、パソコン、車など多岐に渡る。多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を保持し、チームを牽引する。

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