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バッテリーをつけっぱなしはNG!?電動アシスト自転車のバッテリーを長持ちさせる“3つのポイント” #家電マメ知識16

家のこと

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2022.09.02

いつもより遠いところまで外出したり、子どもを乗せて走ったり。生活のなかで電動アシスト自転車を使用するシーンは意外と増えていますよね。電動アシスト自転車は、自転車としてはかなり高額なので、購入したらできるだけ長く使い続けたいもの。今回は、電動アシスト自転車の要でもある「バッテリー」を長持ちさせる3つのポイントを、総合家電エンジニアの本多宏行さんに教えてもらいます。

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連載:長く大切に使いたい!家電のマメ知識

教えてくれたのは……総合家電エンジニア 本多宏行さん

テックマークジャパン株式会社業務部クレームチームエキスパート
家電全般、住宅設備、パソコン、車などの延長保証の修理精査業務に携わっている。
多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を保持。

取り扱いに注意して、バッテリーを長持ちさせよう!

電動自転車出典:stock.adobe.com

軽くこぐだけで坂道も登れる「電動アシスト自転車」。使い勝手がよくてとても便利ですが、自転車としてはかなり高額。故障させず、できるだけ長く使い続けるためには、どうしたらいいのでしょうか?

「安価なものではないので、長く使いたい気持ちは当然です」と話すのは、総合家電エンジニアの本多さん。長く使い続けるためには、電動アシスト自転車の「バッテリー」を長持ちさせることが大事なのだそうです。

本多さん「以前はニッケル水素電池を採用したモデルも存在していましたが、現在の主流は自己放電が少なく、つぎ足し充電をしても電池容量の減少に影響しない『リチウムイオン電池』が採用されていることでしょう。リチウムイオン電池は消耗品なので、環境によって劣化速度が変化することがあります」

では、リチウムイオン電池の劣化を少しでも防ぐために、家庭でできることはあるのでしょうか? 本多さんから教えてもらった、リチウムイオン電池の取り扱いポイントをシェアします。

ポイント1:過剰なつぎ足し充電は避ける

電動アシスト自転車出典:www.photo-ac.com

リチウムイオン電池の取り扱いで注意したいことのが、過剰なつぎ足し充電です。電池容量の減少に影響しにくい電池であっても、過剰なつぎ足し充電はご法度と、まずは認識しましょう。

ポイント2:残量がゼロになるまで使わない

電動アシスト自転車出典:www.photo-ac.com

電池残量がゼロ状態になるまで使用するのも、ご法度です。電池残量が非常に低い電圧になってしまった状態を『深放電』といい、この状態はリチウムイオン電池の寿命を早めます。電池残量が残り10%になったら、必ず満タンまで充電するようにしましょう。

ポイント3:真夏・真冬はできるだけ室温で保管する

電池出典:stock.adobe.com

高温多湿な環境での保管や、低温での保管は、リチウムイオン電池の寿命を著しく縮めます。もし夏場、炎天下で駐輪するときは、たとえ一時的だとしても、リチウムイオン電池は外しておくのがおすすめです
冬場、氷点下の環境に駐輪するときも、リチウムイオン電池は外して、室温で保管するようにし、雨風にさらしておくこと、落下などの衝撃を与えることも避けましょう。

ちなみに、充電池の温度が上がり過ぎたり、下がり過ぎてもアシストする力が低下することがあります。メーカーによって性能差はありますが、その大半は保護制御が機能したためで故障ではありません。充電池の温度が戻れば、アシストする力も回復することでしょう。アシストする力の低下を軽減するためにも充電池を20℃から25℃くらいの室内で保管しておくことが、長く使うために大切です。

充電池を長持ちさせるためのポイントを伺いましたが、「まずは電動アシスト自転車が故障したときは、使用しているモデルが製造中であるかをまず確認して」と本多さん。修理に必要な補修用の部品には保有期間が定められていて、電動アシスト自転車の場合、一般的に製造を打ち切ってから7年が目安なのだそうです。保有期間を超過していると修理不能になるケースもあるそうなので、動きが悪いと感じたときは、早めに専門店で相談しましょう。

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著者

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saita編集部

saita編集部です。毎日が楽しくなる、心がラクになる、そんな情報をお届けします。

教えてくれた人

総合家電エンジニア 本多宏行

総合家電エンジニア 本多宏行

大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年に延長保証会社・テックマークジャパンへ入社。一貫して、延長保証の修理精査業務に携わっている。取り扱い製品は、家電全般、住宅設備(給湯器、換気扇、温水洗浄便座等)、パソコン、車など多岐に渡る。多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を保持し、チームを牽引する。

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