教えてくれたのは……総合家電エンジニア 本多宏行さん
テックマークジャパン株式会社業務部クレームチームエキスパート。
家電全般、住宅設備、パソコン、車などの延長保証の修理精査業務に携わっている。
多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」資格を保持。
電動自転車「本体」と「バッテリー」の寿命
本多さん「電動自転車本体の寿命よりもバッテリーの寿命が短いと考えて間違いはないと思います。あくまで目安となりますが電動自転車本体は約7年から10年として取り扱うことができるでしょう。目安期間が長いのは使用環境などが大きく起因するためです。これに対し、バッテリーの寿命は3年から4年とされています。
さらに、充電回数にも影響を受けることとなります。充電回数は700回から1,000回程度です。電動自転車を買い替える時期に達しているのか、あるいはバッテリー交換で対応すべきなのか、これらの目安と照合されても良いかと思います。
決して安価な商品ではありませんので、買い替えのタイミングを見誤ると大きな出費となりそうです。」
電動自転車のバッテリーの減りが早い原因
本多さん「バッテリーの減りが早い原因としては、バッテリーの性能低下やタイヤの空気圧低下、あるいは気温の影響などがあげられるでしょう。お買い求めになられたメーカーホームページで「Q&A」や「チャットサポート」などのサービスを受けることができる場合もあります。一番間違いないのは、お近くの販売店へ相談されることと思います。」
***
子どもの送迎や通勤、通学など毎日乗る場面がある電動自転車。本体、バッテリーそれぞれの寿命が異なることを理解しておくだけでも、本来バッテリー交換だけで済むのに本体を買ってしまうことを防げそうですね! 本体の買い替え、バッテリー交換のタイミングの参考にしてみて下さい。