教えてくれたのは……渥美 まゆ美(あつみ まゆみ)先生
Smilemeal 代表 管理栄養士 出版、メディア出演、レシピ開発などともに、企業向けの健康セミナーの講師や健康経営サポートサービスや料理教室、高齢者向け介護予防教室など健康サポート事業にも携わる。著書は『朝つめるだけ弁当188』『医者いらずの食材使いこなしレシピ』など。
夏バテ予防にレモンを
暑い夏は食欲がなくなりがちです。管理栄養士の渥美まゆ美先生は、そんなときこそレモンを食べるといいとおっしゃいます。
渥美先生「レモンの酸味による刺激は、胃腸の動きを活発化します。唾液や胃液が出やすくなり、栄養の消化吸収に役立ちます。
またクエン酸がエネルギー代謝を助けるため、疲労感軽減も期待できます。
猛暑が続く夏におすすめなのが、レモ果汁と野菜などを混ぜて凍らせるだけの「レモン氷」です。
レモン果汁と野菜などを合わせてジップロックで凍らせ、食べるときに袋の上からもみほぐして調味料と混ぜ、お好きな麺類を合わせてください。」
レモ果汁と野菜などを混ぜて凍らせておけば、調味料と合わせて麺類にかけてすぐに食べられるそうです。
今回は、トマトとレモン果汁を混ぜて作る「トマトレモン」の作り方と、それを使ったレシピをご紹介します。
「トマトレモン」の作り方
トマトは汗で流れやすいカリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富です。
またトマトのリコピンは抗酸化作用が強く、夏バテや紫外線から身体を守ってくれます。
抗酸化力が高いビタミンCが豊富なレモンと、トマトのダブル効果で夏バテ防止になりますよ!
<材料(保存袋1袋分)>
A.トマト1個(200g) ※粗いみじん切り
B.レモン果汁50ml
<作り方>
ABを保存袋に入れ、平らにして冷凍する。
トマトレモンを使って作る「冷たいトマトのカッペリーニ」
<材料(2人分)>
サラダパスタ 160g
ツナ缶 1缶
トマトレモン 250g
青しそ 2枚
Aおろしにんにく 小さじ1
A塩 小さじ1/2
Aこしょう 少々
Aオリーブ油 大さじ3
<作り方>
1 サラダパスタは表記通りに茹で、ザルにあけて流水でしめ、水気を切る。
2 青しそはせん切りにする。
3 油を軽く切ったツナ缶とトマトレモンを袋の上からもみほぐしてボウルに入れ、 Aを合わせる。1を加え、全体をよく混ぜる。
4 器に盛り、青しそを添えて完成。
トマトとレモン果汁を凍らせておけば、簡単にすぐおいしいカッペリーニができあがります!
栄養も豊富なトマトレモンをいくつか冷凍室に常備しておくと、いざというときに使えて良さそうですね!