そもそもの始まりは、このおばけ冬瓜…!
写真は、ある日夫が職場近くの朝市で買ってきた冬瓜。あまりの大きさと重さでレジ袋が伸び切っていました(驚)。このままでは冷蔵庫にも入らない…途方に暮れながらスタートしたのが我が家の冬瓜チャレンジの初日。ところで冬瓜(トウガン)って、どう発音しますか?関西弁では「ようかん(羊羹)」と同じイントネーションです。
もちろんこのサイズを1日では食べきれないので、3等分してラップで包み、2切れは野菜室へ。輪切りにすると、このように種とふわふわのわたがありました。ゴーヤとかメロンと似ていますよね。この種とわたを取ってから保存するのがいいのかも?とも思いましたが、スーパーではくっついたまま売られていたビジュアルを思い出し「そのままの方が日持ちがするかな?」と、そのままに。そして、1切れの半分を使って初日は煮物を作りました。
1日目は炊き合わせ
ちょうど、京都へ山登りに行った帰りに、無人販売所で見つけた100円のインゲンがあったので、冷蔵庫にあった他の野菜と一緒に炊き合わせに。大根、ごぼうなどの根菜類よりもはるかに火の通りが早かったので夏の煮物に冬瓜は絶対にオススメ!味しみもとてもよく、とろりとした舌触りもいいので、翌日は冷やして食べましたがこれも美味!お素麺のサイドメニューなんかにも最適です。
2日目はマリネ
炊き合わせを作るとき、サクサクとキメが細かくて切りやすかったので、ふとスライスにしてひと口食べてみました。クセもなく瑞々しく、とてもおいしかったので「もしかしたら、これは生が一番なのでは?」と思いつき、翌日は生食にチャレンジ!
生食サーモンのスライスをお皿に敷いて、マリネ液に漬けた野菜をど~んとぶっかけました。マリネ液は冷蔵庫にあるドレッシングでOKですが、基本はオイルと酢またはレモン汁などの酸っぱいものが同量で、他に砂糖、塩、胡椒を加えたもの、とされています。しょうゆや果汁、ハーブ、スパイスなどをアクセントにするのもおいしいです。今回は、冬瓜、キュウリ、タマネギ、パプリカ、セロリを、切り方に変化をつけて漬け込みました。私はマリネの酸味を少しだけ強めにしておいて、ドライフルーツを刻んで入れるのが好きで、今回はドライアプリコットを刻んで入れています。さわやかな酸味の中で甘みがアクセントになります。レーズンやいちじく、ラズベリーもサーモンに合います。ところで、写真には豆も写っていますが、今回は使っていません(笑)別日に登場します!
3日目はお味噌汁
そして、3日目はお味噌汁。実はこの日は冷しゃぶだったので、薄切り豚(我が家はバラ肉を使います)を茹でたお湯をそのままお味噌汁に使いました。豚の風味はするのですが、どれだけ探しても豚は見当たらず…の「なんちゃって豚汁」。真夏のキッチンでは、茹で汁も使わない手はないのです!こちらは料理家奥薗壽子さんの本でひと昔ほど前に見付けた、素敵すぎるアイデア。はい、そこに冬瓜を入れてみると、表面はすぐにとろんとろんになり、あっという間に煮えました。この日は薄揚げとネギ、サツマイモを具にしたのですが、サツマイモではなく、青菜や卵にすれば、5分程度でお味噌汁が完成すると思います。イモ類は火が通るのに時間がかかるので、夏場はツライですよね。やめておけばよかった‥と後悔しました。
そもそも、冬瓜って?
冬の瓜とはいうものの、旬は夏。切らずに実のまま風通しの良い10度前後のところで保管すると、冬まで食べられるということから、「冬瓜」と呼ばれるようになったのだとか。表面は緑色ですが、粉をふいたような種類もあり、また形も丸、円筒、楕円などさまざま。その95%が水分で、低カロリー。カリウムを多く含んでいるため、むくみ解消や高血圧に効果があります。また、ビタミンCも含まれているので、健康やお肌のための栄養補給に冬瓜は最適なようです。
調理がカンタンなだけでなく、低カロリーでカリウムを多く含んでいるとなれば、夏を元気に乗り切るためにも…冬瓜、欠かせないかも?!
その2に続くかも?!