教えてくれたのは……横浜の整理収納アドバイザー 長島ゆかさん
「3度のメシより片付け・収納・書類整理が好き」な横浜の整理収納アドバイザー・ファイリングデザイナー。現場第一主義でお客様にとことん寄り添う出張お片付けサポートや、ブログ&YouTube「片づけものさし」での暮らしに役立つ“庶民派”な情報発信も好評。著書『世界一親切な片づけの教科書』(KADOKAWA)。
──テレビスタンドを設置した経緯を教えてください。
今使用している「WALLシリーズ」のテレビスタンドを設置したのは約3年前です。我が家は建売戸建特有の「窓が多くて壁が少ない」という理由から、テレビを部屋のコーナーに設置していました。以前はコーナー用の台形の家具調ラックを使用していましたが、テレビ裏の掃除が大変でホコリだらけにしてしまうことにいつも後ろめたいストレスを感じていました。
それに、ラックの中に収納しているモノは「ここじゃなくてもいい」というものばかり。「テレビラックは家具調である必要はないのでは?」と考え、よりすっきりとしていて掃除がしやすそうなテレビスタンドを設置することにしました。
──テレビ台・ラックと比較して、テレビスタンドの良いところはどこでしょうか。
一つ目は、コーナーに設置してもテレビ裏の床に掃除機やモップを入れられるので、床掃除が格段にしやすくなったということです。毎日掃除することができるようになったので、今ではホコリもたまりません。我が家ではレイアウト上コーナー置きをしていますが、壁に寄せるともっと掃除が楽になるのではないかと思います。
二つ目は、スタンドの脚の部分にケーブルを通すことができるので、ケーブル類もごちゃつかない点です。配線部分にホコリがたまると火災の原因にもなると思いますし、配線類をすっきり収納でき、とても掃除がしやすくなると思います。
また、最近は底に超低床キャスターが付いた「WALL A2」という新商品が発売されているようです。掃除のしやすさという点はもちろんですが、自分の生活にあわせてテレビを移動させられるという点もとても良いポイントだなと思っています。
──テレビスタンドを使用するのに注意点はありますか?
テレビスタンドの組み立ては、金属製で重たいですが組み立て順序を示すシールなどが貼られていて迷うことはないと思います。念のため、床に傷をつけないよう、段ボールや毛布など、柔らかいものの上で組み立てると良いと思います。
また、テレビをテレビスタンドに設置する際はとても重たいので、必ず大人二人で作業することをおすすめします。二人で1時間ほどで設置できると思います。
──その他、テレビ周りの掃除をしやすくするコツを教えてください。
複数の配線がぐちゃぐちゃに広がらないように、100均で売られているコードチューブ、ケーブルチューブなどを使うことをおすすめします。これは、複数のケーブルを一つにまとめられるよう螺旋状に切り込みの入ったチューブです。巻き付けると、何本ものウネウネするコードを1本の真っ直ぐな状態にすることができるんです。配線がまとまっていれば、ケーブルの拭き掃除もサッと一撫でですみます。
また、テレビの裏側に粘着フックをつけ、ハンディワイパーなどを吊るしておくと、テレビにつく静電気ホコリをこまめに落とせるのでおすすめです。ハンディワイパーの穴がフックにかけづらい時は、100均のカードリングを使うと、フックにかけやすくなりますよ。
掃除のしやすさはもちろん、部屋をすっきり見せることができる!
長島さんの自宅写真を見るとわかる通り、テレビスタンドがとてもスタイリッシュで、部屋がすっきりしているように見えますよね!また、気づいたときにサッと一拭きできるので、ホコリの悩みから解放されて気分が楽になりそうです。テレビ裏や台の掃除が面倒くさい……という方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。