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勉強しないからゲームはしちゃダメ!……と制限するよりも子どもに伝えた方がいいのは“上手な時間の使い方”

家族・人間関係

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 勉強しないからゲームはしちゃダメ!……と制限するよりも子どもに伝えた方がいいのは“上手な時間の使い方”

2022.11.20

「スマホ見ちゃダメ」「ゲームやっちゃダメ」 子どもがハマってしまって、依存してしまいそうなことってついつい制限してしまいたくなります。 だけど、大人だってスマホは見るしゲームだってやる。 それじゃ、子どもに制限をかけたくなるのってなんでなんだろう?? ネットリテラシーの問題や、視力の問題や、運動不足?の問題など。 色々「これが問題だ!」ってことはあるんだろうけど、今日はちょっと「時間の使い方」という視点で考えてみたいと思います。

ご褒美 or 制限⁉

以前こんな話を聞きました。
「うちの子はゲームをやり出すと止まらなくなっちゃう。それで宿題をやる時間がないとか、元気がないとか言ってる。だからもうゲームは取り上げちゃった」

こういうご家庭って多いんじゃないかなと思います。
テレビや漫画ばかり見て、勉強しない。だからそれらを取り上げる。もしくは「1時間だけ」って時間を決めるようにしてるんだけど、全然時間内に終わらない。

もうね、この話しだすと「うちはね〜!」って感じでママさん達との会話が止まらなくなります(笑)

一方で、こんなママさんもいました。
「うちは、宿題が終わったらご褒美としてゲームをやらせてあげてる」

ゲームをする子ども出典:stock.adobe.com

こちらはゲームを制限するのではなくて、ゲームをご褒美として使っているとのこと。

ちょっとした違いですが、これは全然違ったアプローチになるなと思いました。

大事なことは、先にやる

問題は「子どもにどうなって欲しいか」です。
多くの場合は「勉強や宿題、片付けや身支度など、やることをちゃんとやって欲しい」のではないでしょうか。(中には「ゲームやスマホには触れて欲しくない」という人もいるかもしれませんが)

じつは、やるべきことをやらない理由によくあげられる「時間がない」は、ぼくは結構怪しいと思っています。
たとえば男性の家事時間。いつも家にいる時間が短いから家事をできないのだと思われていました。ところが、コロナ禍で在宅時間が長くなり「仕事以外の時間が増えた」という人が47%もいるにも関わらず、男性の家事時間はなんと1分しか伸びなかったとの調査結果があります。(※ 2021年度「男性の家事・育児参画状況実態調査報告書)

時間があったって、家事をするようにはならないことが明るみになってしまった悲しい結果です。

また、子どもで言えば夏休みの宿題だって同じです。
1か月近い時間があるにも関わらず、最後の2〜3日で宿題をバタバタと仕上げているという人は(自分の子ども時代も含め!)多いでしょう。

砂時計出典:stock.adobe.com

つまり「時間がない」は、大人にとっても子どもにとってもただの言い訳な場合が多いと思うのです。

時間が空いた所でやることをやらないのだとしたら、どうすればいいか。

時間の使い方が上手な人は、必ず「大事なこと」から時間を埋めていくようです。

定時で帰って成果を上げるために

ぼくは娘が産まれてから、仕事は17時までに終えるようにしています。その後、お迎えや買い物、夕飯作りなどをやらねばならないから。
でもそれまでは夜遅くまで仕事をしていたので、ちっとも仕事が終わりませんでした。

そこで意識的にやったのが「大事な仕事から取り組む」ということでした。

最初はこの優先順位を上手に決めるのに手こずりましたが、トライアンドエラーを繰り返すうちにコツを掴めるようになっていきました。
いまでは残業もせずに、それまでよりもより多くの仕事に取り組むことができています。

時間術のコツは数多ありますが、その一丁目一番地が「大事なことから取り組む」なのです。

「ダメ!」よりも「ご褒美」の方が時間を上手につかえるようになる

親子で遊ぶ女性出典:stock.adobe.com

わが家でも子どもにゲームなどの制限は、基本的にはかけていません(1日の上限時間と、夜21時以降は使えなくなるなどはしてます)。
学校から帰ってきたら、ご飯ができるまではのんびりYou Tubeやゲームを楽しむ時間に。
ご飯を食べた後は、宿題が終わるまではゲームはできません。でも、終わってしまえば残りの時間は自由に使えます。

「帰ったらすぐに宿題!」という家庭もあるかと思いますが、学校が終わって疲れているだろうから少しくらいはのんびりする時間も欲しいよね、とぼくは考えています。娘もそうして休んだ後のほうが宿題に取り組む力を取り戻せるようです。

細かなやり方は、子どもの性格や家庭の事情で異なると思います。

でも、「ダメ!」とただ制限をかけるよりも「ご褒美」として楽しむ時間を作るほうが効果的じゃないかなとぼくは考えています。

子どものうちから、時間を上手に使えるようになると、大人になったときも有意義にやりたいことをできるようになると思うのです。


著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント 家事シェア研究家のnote:https://note.com/tomoari_miki