胃腸を温め、風邪を予防するかぶ
春の七草のひとつ「すずな」でもあるかぶ。
古来から胃腸を助ける効果があるとして、新年の食卓に欠かせないものでした。
ビタミンも豊富で風邪の予防にも最適。ほのかな甘味が、寒さで縮こまった身心をほっこりと温めてくれます。
1月7日に七草を食べ損なった方も、かぶなら簡単に手に入るので、葉っぱごと簡単なおかゆにするのがおすすめです。今回は、香りと食感、旨味が上がるごぼう、えのきと一緒に重ね煮にして作りました。
かぶは、薄くスライスして食べる調理法が多いのですが、小さくコロコロとカットすると食べやすく、食感もよく味わえます。炊いたごはんを使ってお手軽にできるおかゆレシピです。
コロコロかぶの重ね煮おかゆ
重ね煮材料 4〜5人分
・ごぼう………50g位(5mm角切り)
・かぶ…………中2個 (200g位) (1cm角切り)
・かぶの葉……1〜2束 (ざく切り)(無ければねぎや小松菜など)
・えのき………100g程 (ざく切り)
・差水…………2分の1カップ
・塩……………少々
【おかゆ1人前分量】
・炊いたご飯……100g位
・重ね煮…………100g位
・水………………1カップ強
・塩………………少々
作り方
1. 最初に具となる重ね煮を作ります。
小鍋かフライパン等に塩をひとつまみ振り、カットしたえのき→かぶの葉→かぶ→ごぼうの順に重ねたら、上から塩をひとつまみ振り、差水を鍋ふちから入れます。
2. フタをして火にかけ、差水が沸いてきたら弱火で10分ほど蒸し煮にします。
3. カブがしっとりとし、野菜ブイヨンが出てきたらできあがり。 タッパー等に入れます。
4. おかゆを作ります。
鍋に水と炊いたご飯を入れて火をかけ、沸いたらときどきかき混ぜながら弱火で7〜8分ほど煮ます。
5. トロっとしてきたら、できあがった重ね煮を旨味ブイヨンごとすくって入れ、 1〜2分ほど煮込んで完成。シンプルに塩を振っていただきます。少しお醤油を差してもいいですね。
重さを感じたらいつでもおかゆを
残った重ね煮は冷蔵庫で4〜5日保存できますので、少し身体が重いな、胃を休めたいなと思ったときに、さっと重ね煮を出して必要な分のおかゆを作ることができます。
簡単なファスティングがわりに、一食をこのおかゆに変えてもいいですね。春のデトックスに向けて、少しずつ身体に軽さを作り、整えていきましょう。