教えてくれたのは……節約アドバイザー ののこさん
Instagramのフォロワー30万人超えのカリスマ節約主婦。夫と娘、息子の4人家族。
元々は浪費家だったが、夫の借金300万円が発覚したのをきっかけに家計管理をスタート。
ファイナンシャルプランナー3級、整理収納アドバイザー1級を取得。
貯金ゼロからスタートして、家計管理1年で貯金130万、3年間で500万円の貯金を達成。
1.買い物に行くときは事前にリストアップすべし
買い物に行く前に必ず食材の在庫をチェックし、約1週間分の献立を決めてリストを作ってから行くようにしましょう。ついつい手を伸ばしてしまう特売品も、買い物リストに入っていない場合は我慢しましょう。
献立を考えるときのコツは、半分は冷凍保存が可能なものにすること。冷蔵の方が日持ちしないため、全て冷蔵のものにしてしまうと食べきれなくてダメにしてしまう可能性もあります。
また、食費は週ごとに管理して把握しやすくするという工夫もおススメ。細かく分けることで、どれくらいお金を使えるか分かりやすくなり、予算オーバーしにくくなるそうです。
予定外のものを買わない、保存できる献立を考えることで、食品ロスを減らして無駄をなくすことができます。
2.買い物は1人で行くべし
家族と一緒に行くと、「お菓子買って!」「これ、美味しそう!」と予定外のものが次々とカートに……。 これをなくすため、買い物は極力1人で行くようにしてみましょう。
3.“安さ”ではなく“質”重視で買うべし
プチプラばかりを買っていた頃のののこさんは、「壊れたらまた買えばいいいや!」という考えだったそうです。
長く使える良いものを選ぶと、大切に使うことで買い替えの必要もなくなり、長い目で見たら最終的にお得になります。特に、質を重視して「買ってよかった!」と感じるものを伺ったところ、洋服とキッチングッズ、コーヒーマシンとのこと。
ののこさん「以前は、プチプラの洋服を毎月購入していました。何年も長く着ていきたいと考えると、プチプラの洋服は流行りのものが多く長くはもたないことが多いので、毎シーズン買い換える必要がありました。キッチングッズも100均から卒業しました。100均は便利な商品がたくさんある反面、買い物のハードルが低くなってしまう罠もあります。洋服と同様、長く使えるものを選ぶようになりました。それから、思いきってコーヒーマシンも購入しました。夫婦でコーヒーが好きなので,家でいつでも美味しいものが飲めるようになり、ラテマネーを減らすことができました。」
ものの質を重視することは、節約に直結しそうですね!
4.時には固定費を見直すべし
ののこさん「毎月の決まった支出を少しでも減らすために定期的な見直しが必要です。例えば、スマホの料金プランや契約会社、サブスクサービスなどですね。保険も、最近はファイナンシャルプランナーの無料相談も増えているので、活用して見直してみるのも良いと思います。」
実際にののこさんは、電力会社を見直したことで、電気の使い方を変えなくても月々3,000円の節約に成功しました。市場電源調達費ありのところから、なしのところに変えただけだそうです。
この他にも光熱費の節約方法を伺ったところ、
電気代
- エアコンや空気清浄機のフィルターをこまめに掃除する
- 使わないプラグは抜いておく
- 冬場は冷蔵庫の設定を弱に変える
- 電気のつけっぱなしに気をつける
ガス代
- 使わないときは給湯をOFFにする
水道代
- シャワーヘッドを節水タイプに変える
- トイレを流すときの大小を使い分ける
このような工夫をすることで節約ができるそうです。
5.食費の節約は「下味冷凍」に頼るべし
ののこさん「だいたいのスーパーでは、同じ肉でも、量がたくさんある方が安いことが多いです。なるべく量が多いものを購入して、小分けにして下味冷凍します。下味冷凍をすることで、肉が柔らかくなり味も染み込むため、食材をロスせず美味しく食べ切ることができます。」
下味冷凍とは?
「下味冷凍」とは、食品保存ができるZiploc®などのフリーザーバックで、肉や魚などの食材に下味をつけて冷凍保存する方法です。味も染み込み、肉の美味しさをキープしたまま保存することができます。
使いたい日の朝に冷蔵室に移しておけば、夕方には解凍されているので、夕食のメインおかずを時短で作ることも!下味冷凍をすることで、年間 50,589 円もの節約につながるそうです。
下味冷凍するときのポイントは3つだけ!
1.コーティング……食材が酸化や乾燥しないよう、きちんと調味料に浸す
2.まっ平……早く凍るように、食品保存バックを薄く平らにする
3.密閉……空気をできるだけ抜いてから口を閉じる
年間で大きな節約になるだけではなく、時短にもなりさらに美味しくなるのは嬉しいですね!
節約のコツは「我慢」ではない!
ののこさん「一気に全てを完璧にやろうとせず、一つずつ、できることからやっていけば良いと思っています。一気に変えようとすると、環境などが変わることがストレスになり、リバウンドしてしまう可能性もあります。比べるのは、他人ではなく過去の自分です。振り返ってできるようになったことに対して、自分を褒めればどんどん楽しくなっていくかと思います!」
ののこさんのアドバイスをもとに、日々の買い出しから作り置きの方法、そして固定費の見直しも合わせて、無理なく楽しみながら節約生活を始めてみるのはいかがでしょうか!