教えてくれたのは…メリーメイド 阪口さん
ハウスクリーニングでおなじみのダスキンが運営する、家事代行サービス 「メリーメイド」。
全国に拠点を持ち、確かな品質と豊富なメニューで展開しています。
洋服にカビを生やさないために気をつけるべきこと
洋服の保管の仕方が悪いとカビが発生し、洋服の寿命を縮める原因になってしまいます。
カビを生やさないために、気をつけるべき6つのポイントをご紹介します。
1.収納する前に、衣類の汚れと湿り気の点検を
洗濯したり着用した洋服を、よく確認せずにクローゼットに戻してしまうのはNG。
触ってみて、湿っている感じがしたら、しっかり乾かしてから戻しましょう。
2.ドライクリーニング後にはカバーを外す
クリーニングから返却されたときにかかっているビニールは「運搬用」です。
そのままにして収納すると通気性が悪くなり、湿気がたまってカビの発生原因になったり、大切な洋服が変色してしまうことも。
汚れ防止用にカバーをつける場合には、通気性のよい不織布のものを選びましょう。
3.圧縮袋には乾燥剤を
衣替えなどでシーズン外の洋服を圧縮袋で保管する場合には、袋の中に洋服といっしょに乾燥剤を入れましょう。
4.クローゼットの風通しをよくする
高温多湿な環境は虫の大好物! カビが生える原因にもなります。
クローゼットやタンスにパンパンに詰め込む収納は、通気性が悪くなるためNG!
収納する衣類を減らし、物を入れすぎないようにして、風通しのよい環境を心掛けましょう。
晴れた日には、定期的にタンスや押入れなどの収納庫を開けて、風通しすることも大切です。
5.こまめに掃除する
定期的にタンスや収納庫から物を出して、虫干しをしたり、こまめに掃除をして埃がたまらないように心がけましょう。
6.部屋全体の乾燥
冷えた部分があると、気温差で結露が起きやすくなってしまいます。
特に、部屋の隅は温度が下がって結露が発生しやすい場所なので、水蒸気がこもらないよう注意してください。
逆に、2階以上の上層階や、日当たりのよい場所はカビが生えにくい場所です。洋服だんすなどの配置にも気をつけましょう。
入れ方を工夫すれば空間を活用できる
服の丈の長さで分ける
ハンガーパイプには、丈の長いものやシワになると困るものを収納しますが、それらの衣類の丈の長さで3段階に分けます。
長さを揃えてかけることで、通気性も確保しつつ、下のスペースを有効活用できますよ。
入れ方を工夫する
Tシャツなどの畳める衣類は、折り山を上に並べることで柄が見えて取り出しやすくなります。
また、深い引き出しには重ねて入れるのではなく、立てて入れることで、ワンアクションでスムーズに取り出すことができるようになりますよ。
型崩れしやすいセーター類も、ハンガーにかけずに畳んで収納しましょう。
まずは、クローゼットの整理から
忙しい毎日で後回しにしてしまいがちなクローゼット内の片付けですが、やはり一度きちんと整理や仕分けをする必要がありそうです。
クローゼットが片付くと、奥の洋服にも目が届きやすくなります。
持っているのを忘れて同じような服を買ってしまう失敗を避けられたり、「気づくと、いつも手前にある同じ服ばかり着てる」なんていうことも少なくなりますよ。
詰め込まれていた洋服や物が減って通気性がよくなることで、大切な洋服をカビや虫から守ることもできますね。
この機会に収納や保管方法を見直して、大切な洋服を長持ちさせてくださいね。
取材協力:メリーメイド