「食費が平均よりも少ない家庭」のお弁当の特徴
食費が平均より少ない家庭では、どんなお弁当を作っているのかと気になることはありませんか?
今回は、食費が平均より少ない家庭のお弁当の特徴から、「食費を安くするためのヒント」を探してみましょう。
(1)お弁当のメニューは決めすぎない
「明日のお弁当のおかずは何にしようかしら」と、前日から献立を考えて、買い物をするという人もいますが、実は朝起きてから「今日のお弁当のおかずは何にしよう」と考えてから作る人の方が、お弁当にかける費用は安上がりなことが多いものです。
なぜなら、今家にあるものでなんとかしようとするため、余っている食材などを使って調理をすることが増え、結果としてフードロスの削減に貢献できるからです。
反対に、「明日はお弁当だから」とお弁当のための材料をたくさん買い込んでしまう人ほど、お弁当のための費用は高くなってしまいがちです。
とはいえ何のプランもなく、家にも何の材料もない状況ではお弁当を作ることはできませんので、主食と1、2品のおかずくらいはあらかじめ考えておき、残りはあるものでなんとかするなど、ゆるくお弁当のメニューを考えておくとよいのではないでしょうか。
(2)冷凍食品は上手に使う
「朝は忙しいから」と、冷凍食品などチンするだけでお弁当のおかずになるものを多用してしまうこともありますよね。
忙しい時間帯に無理をして料理を作るより、少し単価が高くても簡単にお弁当のおかずが準備できる冷凍食品は本当にありがたい存在です。
しかし、冷凍食品だらけになってしまうと、意外とお弁当にかかる費用が高くなりすぎてしまう可能性もあります。
冷凍食品は便利なものですが、1回のお弁当につきひとつかふたつまでなど、ある程度使う量を決めておくと、冷凍食品の費用がかかりすぎることを防ぐことができますよ。
また冷凍食品は、安くなっているからといってたくさん買いすぎず、使い終わったら新しいものを購入するなど、いつまでも冷凍庫にいれっぱなしのものがないように工夫すると、いつの間にか期限が切れてしまうことも防止できますよ。
(3)おかずはお弁当だけですませない
食費が平均より安い家庭では、食材の使いまわしが上手な人が多く見られます。
例えば、お弁当のために料理をするのではなく、お弁当を作るついでに朝ご飯のおかずも作ってしまうなど、お弁当を作るついでにひとつ他の料理も済ませてしまうといった具合です。
このように、ついでに朝ごはんの調理も済ませてしまえば、わざわざ朝ごはんのための料理を別で作る必要もありませんし、朝ごはん専用のおかずを買っておく必要もなくなります。使いまわしで済ませることで、余計な食材を購入する機会が減り、その分食費も安くできるのですね。
反対に食費が高い人は、お弁当のおかずはお弁当のためだけになってしまい、その他にも朝ごはんに菓子パンやヨーグルトなどを購入するなど、なんでも個別に準備してしまうことで、食費が高くなってしまう人もいます。
食費が気になるなら、使いまわしで足りるものは使いまわしで済ませるなどもひとつの方法です。
(4)頑張りすぎない
最近は、お弁当作りも頑張りすぎというほど、頑張っている人が多く見られるようになりました。
彩りや栄養などを考えてお弁当作りを頑張りすぎてしまう人ほど、お弁当にかかる費用も高くなってしまいがちです。
朝からたくさんのおかずを作って朝ごはん作りも頑張ってと、一生懸命に頑張れば頑張るほど、食費がどんどんうなぎのぼりになることにもつながりかねません。
もちろん、家族の要望や本人の希望で、お弁当作りを一生懸命に頑張ることは否定すべきものではありません。しかし、もし「頑張りすぎていて疲れる」「食費がかかりすぎて大変」と思うなら、少し手を緩めて「簡単にできるもの」をお弁当に取り入れてみてもよいのではないでしょうか。
彩りのためにと購入する野菜を1種類減らしてみる、品目の多い調理はさけ、少ない品目でもボリュームがでるメニューを取り入れるなど、たまには「手抜きの日」をつくるというのも、食費が高くなりすぎるのを防止するうえでは有効ですよ。
お弁当を見直して、食費を安くしよう
給食のないお子さんや、仕事のときの昼食のために、毎日朝からお弁当を作ることは、大変なことですよね。
これを継続できているだけでも素晴らしいことですから、お弁当を作ることに対して悲観的になる必要はありません。ただ、「もし食費が平均より高くなりすぎている」と感じるのであれば、おかずの種類や量などが、平均よりも多くなりすぎたり豪華になりすぎたりしていないか確認してみると良いでしょう。
ストレスの少ない方法でお弁当作りを継続しつつ、無理のない範囲でお財布にも優しいお弁当作りができるように、工夫してみてくださいね。