夏の疲れた胃に優しい【秋なす料理】挽き肉なしでも止まらないおいしさ「ベジ麻婆なす」

料理・グルメ

2024.09.10

ヨガ講師で料理研究家の山田 直です。朝晩、涼しい日が増えてきて、温かい料理もおいしく感じるようになってきました。夏はさっぱり食べていたナスも、もう少し手を加えたいところ。今回はそんな時期にぴったりな、秋ナスを使った食欲がもりもり湧く、ベジの麻婆ナスをご紹介いたします。

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ベジ麻婆なす

マーボー茄子

野菜のうま味を引き出す重ね煮を使った、挽き肉なしのベジ麻婆なす。

きのこと玉ねぎから出る野菜ブイヨンがうま味となり、まるでお肉を入れているかのような深いコクが出てきます。しめじの食感もいいアクセントに。

わが家では、何も言わないと普通のひき肉入り麻婆なすと勘違いして、ペロリと完食してしまいますよ。

夏バテで疲れた胃に、優しく染み渡る一品です。

ベジ麻婆なすの作り方(調理時間:15分)

材料(2〜3人分)

材料カット

・なす(乱切り)……3本
・しめじ(5mmカット)……100g
・たまねぎ(5mm角切り)……100g
・にんじん(3mm角切り)……30g
・ねぎ(刻み)……適量

・ごま油……大さじ1
・差水……50ml
・塩……少々

(調味料)
・水……100ml
・しょうゆ……大さじ2
・みりん……大さじ2
・酒……大さじ1
・ごまペースト……小さじ2分の1
・豆板醤……小さじ2分の1
・にんにく(すりおろし)……小さじ1
・しょうが(すりおろし)…… 小さじ1

(とろみ)
片栗粉……大さじ1
水……大さじ1

作り方

 まず、ひき肉の代わりとなるベースを重ね煮で作ります。

1. 小ぶりな鍋やフライパンに塩をひとつまみ振り、しめじ→玉ねぎ→にんじんの順に重ねて、塩ひとつまみ上に振り、差水を鍋ふちから入れます。

重ね煮

2. 火をかけ、差水が沸いてきたら蓋をして、弱めの弱火で7〜8分蒸し煮にします。玉ねぎが透きとおり、にんじんがある程度柔らかくなっていればOK。

重ね煮出来上がり

3. 重ね煮を作っている間に、別のフライパンにごま油を入れ、なすを炒めます。

4. しんなりしてきたらできあがった重ね煮を入れ、軽く炒め合わせます。

5. 調味料をよく混ぜ合わせ、4に入れて一煮立ちさせ、水で溶いた片栗粉でとろみをつけ、ねぎを振ってできあがり。

調理

おいしいポイント

きのこは、歯応えのあるエリンギなどを使ってもOK。粗挽きの挽き肉くらいの大きさにカットするのが、ボリュミーでおいしいです。

夏バテの胃を休めるベジ麻婆なす、ぜひお試しください。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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