教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台近くの洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
ドラム式洗濯機のやってはいけないNG行動とは
今回は、ドラム式洗濯機をお使いの方は必見の内容になっています。ドラム式洗濯機を日頃使っている上で、要注意というNG行動を7つと、その対策をご紹介します。
NG行動1.湿気った状態で閉め切る
ドラム式洗濯機だけではなく、縦型洗濯機と共にNGになる行動があります。洗濯機を使い終わった後の洗濯機の内部は、じつはかなり湿気っています。使い終わったあと、洗濯機の蓋にあるガラスの表面がかなり湿気っています。
この状態で閉め切ったままにすると、洗濯機の内部が湿気でカビだらけになります。
〈対策〉乾燥をかける・ドアストッパーを活用する
ただ、小さいお子さんやペットを飼っている場合は、扉を開けっ放しにすることができない方も多いのではないでしょうか。そういった場合は、乾燥をかけることや100均で売っているドアストッパーを活用する方法もあります。
NG行動2.乾燥フィルターについたホコリを取らない
ドラム式洗濯機の乾燥フィルターを、マメに手入れしていない方も多いのではないでしょうか。それではあっという間にホコリまみれになってしまいます。ホコリが付着していると空気の流れが阻害されて、滞留してしまい、乾燥機能に影響を及ぼします。
〈対策〉ホコリを頻繁に取る
使い終わったら、できれば毎回、ホコリを取っていただくことが望ましいです。少なくても2回に1回ぐらいは、このフィルターを掃除していただくということが重要です。
NG行動3.フィルターの汚れを放置する
ドラム式洗濯機の中に、糸くずフィルターのような部分があります。下に落ちてきた糸くずをキャッチしますが、やはり2~3回放置してしまうと、ホコリ汚れや糸くずが詰まってしまいます。
このまま放置しているとキャッチされなかった糸くずなどが排水溝へ流れてしまい、排水詰まりを起こしてしまうことも考えられます。またエラーになったり、最悪の場合は水があふれてきたりする場合も想定されます。
〈対策〉マメに掃除を行う
ホコリがたまらないように、糸くずフィルターはマメに掃除をしてください。
NG行動4.洗剤・柔軟剤の入れすぎ
洗剤や柔軟剤の入れすぎはNG行動です。また節水ですすぎや注水の回数を極力少なくしている方も要注意です。
〈対策〉すすぎと注水の回数を増やす
洗濯機の汚れを極力減らしたという方は、このすすぎと注水の回数を限りなく増やしていただく方がおすすめです。特に洗剤や柔軟剤の香りが好きで結構入れてしまっている方は、水が少ないと洗剤や柔軟剤が固まって残ってしまい、その上にカビが発生する状態になる場合があります。
内部のステンレスドラムにも、洗剤や柔軟剤がこびりついてカビが発生して、ひどい状態になっています。
自動投入の場合も同じですが、できれば洗剤・柔軟剤を多めに入れるという方は、特にこのすすぎと注水の回数を増やすのがおすすめです。
NG行動5.竹串を使ってゴムパッキンの隙間にあるホコリを取る
隙間に入り込んでいるホコリを取るために、先のとがった竹串を使って掃除をする方も多いのでは? この竹串を使ってお手入れされてる方は注意が必要です。
あまり力を入れると簡単にこの奥で止めてるレイヤーが取れてしまったり、ホコリを取ろうとしてゴムをブスッと刺して穴を開けてしまったりする場合があります。どちらの場合も、水が内部に漏れ出してくるという危険性があるので、絶対にやめていただきたいNG行動です。
〈対策〉先にスポンジがついた掃除道具を使う
ホコリ取りに使っていただきたいのは、先にスポンジがついたものです。100均で売られている、隙間スポンジや隅っこスポンジなどで、やさしくお手入れをするのがおすすめです。
NG行動6.歯ブラシで乾燥ダクトの奥にあるホコリを取る
乾燥ダクトの奥に見えてるホコリを取るために、歯ブラシを使ってお手入れされる方も多いのでは? これは歯ブラシを落としてしまう可能性があります。
〈対策〉専用の掃除アイテムを使う
メーカーごとに、純正の掃除アイテムというのが売られています。できればこの専用のモノを使って、お手入れしていただくのがおすすめです。
NG行動7.ホコリが詰まった状態になっている
ドラム式洗濯機の乾燥機能が低下してくる原因のひとつに、ダクトの中のホコリ詰まりがあります。完全に覆ってしまうぐらいホコリが詰まっているケースがあります。
こちらのドラム式洗濯機をお使いのご自宅では、ペットは飼われてないということです。しかし人間の毛やホコリなどがどうしても絡まって、フィルターを詰まらせる原因になります。
〈対策〉洗濯の前に衣類についた毛を取る
洗濯する前に、衣類についた毛を取っていただくというのがおすすめです。粘着シートを使ってしっかりと毛を取った後、洗濯していただくということで防げると思います。
いかがでしたか? 気になるNG行動があったときは、対策を実践してみてはいかがでしょうか。
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※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。