1.手放すことは悪いことという罪悪感を手放す
モノを手放すことは悪いこと、という親のしつけだったり、戦後の時代を生き抜いた祖父母のしつけが刷り込まれて、モノを手放すことに強く罪悪感を持ってしまう……という方は、とても多いです。
確かに、モノにフォーカスすると、まだ使えるモノなのに手放すなんてもったいないと、感じてしまうかもしれません。ですが、モノにフォーカスしすぎて、家の中がモノであふれかえってしまって、ゆっくりくつろげない、人ではなくモノが主役になってしまっている状態ということのほうが、とてももったいないです。
手放すことは悪いことではなく、罪悪感を感じる必要は全くありません。人が主役のお家にするためにも、まずは、モノを手放すことは悪いことという罪悪感を手放しましょう。
2.いつか使うかもという不安を手放す
手放すのが苦手な方は、『いつか使うかも』『後で必要なときが来るかも』と思いがち。ですが、そのいつか、後ではとても曖昧です。具体的に思いつくシチュエーションがありますか?
大切なのは、あいまいな未来ではなく、『今』の暮らしです。『今』の自分にとって、必要なモノか、大切なモノかという視点でモノと向き合い、いつか使うかも……という不安は手放しましょう。
3.モノは毎日増え続ける
日々の暮らしの中で、モノは思っている以上に毎日増え続けるということを、改めて認識しましょう。自分自身が持ち帰らなくても、家族が買い物をしたり、郵便ポストにはDMやお知らせが勝手に入ってきます。
モノが増えた分だけ手放すことをしていかなけば、当然家の中のモノは溜まり続けてしまいます。手放すことを習慣にして、家の中を風通しよくできるようにしましょう。
4.収納用品を増やさない
家の中が散らかってくると、ついつい収納用品を買い足していませんか? この方法を続けていくと、モノも収納用品も増え続けて、ますます片付けは複雑になってしまいます。まずは、あふれているモノは、今使っているモノか、必要なモノかと向き合い、手放すことも検討しましょう。
5.片付けた先の理想の暮らしをイメージする
「なんとなくすっきりさせたい!」「リビングのモノを減らしたい」といったなんとなくの理由で片付けをスタートすると、目標が曖昧で片付けのモチベーションが続きにくいケースがほとんどです。ただ部屋を片付けるだけではなく、片付けてどんな暮らしを送りたいのか、片付いた部屋でどんな時間を過ごしたいのか、理想の暮らしをより具体的にイメージしましょう。具体的な理想の暮らしをイメージすることで、どう片付けたらいいのか、目標がはっきりしてモチベーションアップにもなります。
6.どこに何があるか把握する
どこから片付けたらいいか分からない、という方はどこに何があるか分からないという方がほとんど。まずは、どこに何があるか把握することから始めましょう。具体的に紙に書いてリスト化していくと、具体的にやることが明確になるのでお勧めです。または、片付けたい場所を写真に撮るのもおすすめです。写真を見ることで、客観的に部屋の状態を認識することができます。
7.手放すことに集中する
片付けてモノを手放すと決めたら、まずは手放すことに集中しましょう。片付けてどんな収納用品を使おうかな……と考えてしまうと、手放す手が止まってしまいます。まずは、手放すことに集中して、毎日の暮らしの中で少しでもモノと向き合う時間を作っていきましょう。
8.いる・いらない・迷うに分ける
モノと向き合う際は、いる・いらない・迷うの3つにどんどん分けていきましょう。今使うモノであれば、“いる”、今使わないモノであれば、“いらない”といったように、『今』を軸に、時間をかけずにスピード感を持って分けていきます。
迷うモノと向き合うことに時間をかけていると、片付けが進まないので迷うモノは、一時保管用のスペースを準備して、どんどん入れていきましょう。迷うモノとは、別途時間を作って向き合いましょう。
9.「3秒」の直感を信じる
モノと向き合うことに、時間をかけてしまうと、いつか使うかも、後で必要になるかも、高かったから手放すのはもったいないな……といった、手放さない言い訳が頭に浮かんできてしまいがち。モノと向き合う際の分ける作業は、3秒の直感を信じて分けていきましょう。直感というのは自分自身の本音があらわれるものです。
10.使うモノだけを収納する
片付けというと、モノをきれいに収納することや便利な収納グッズなどのように、収納にフォーカスが当たりがちですが、そもそも、使っているモノなのかどうか、ということがとても大事です。今の自分が使っているモノだけを収納するように意識しましょう。
モノを手放すために意識したい10のことをご紹介しました。片付けを進めていくには、モノを手放すことを避けては通れません。片付けたその先の理想の暮らしをイメージしながら、確実にステップアップしていけるよう、今回ご紹介した10のことを意識して、モノと向き合ってみてください。